蒼葉

ひとりで歩いていたり、夜眠れないときの私の頭の中って多分こんな感じ。音楽を聴きながら頭…

蒼葉

ひとりで歩いていたり、夜眠れないときの私の頭の中って多分こんな感じ。音楽を聴きながら頭に浮かべる収拾のつかないぐちゃぐちゃな思考の行き場。できるだけ音をあてるので聴きながら読まれたら嬉しい。

最近の記事

健全な朝/yonige

水槽が反射して壁や床がゆらゆらと光るのを見て好きだなと思った。 ギターソロは満足に弾けない。 電車で隣に座ったおばさんに自慢話を聞かされたけれど悪くない。 自分がいつ、どうやって死ぬのか知ることができたとしてそれよりも早く死ぬことはできるのか考える。 私は私の意思で生きたいと思うけれど、もしも運命的なものがあるとしたらどうやってそれに抗おうか。 生きていればできることはもちろんたくさんあるけれど、死んだらできるようになることもあるのかもしれない。 答え合わせみたいに私

    • minamisenju/downt

      音楽を辞めようと何度も思って、結局私は5年間それを繰り返しているらしい。 ライブは自己紹介みたいなものだなと思った。 だから競うべきではないのに、無駄なプライドが人と自分とを比べて劣等感を抱かせる。 ライブはどこからがライブだろう? 必要以上に期待値を下げるでも上げるでもなく、バンドの等身大で殴りたい。 難しくて弾けないギターに苛立ち、弱音を吐きながら練習し、当日の服装に頭を悩ませた私がステージで照明に照らされていていたい。 強くなりたい。 最低限の音程と、少し低めの

      • マヨイガ/羊文学

        駅で階段を下って振り返ると、まだいた。手を振ってくれた。 なぜか無性に泣きたくなる日が今日。 ずっと布団に沈んでいたい今日も夜は長くなんかなくて、一定のリズムで朝に向かう。アナログ時計もデジタル時計も向かう方向は同じなんだと当たり前のことを思った。 言葉は先手必勝だと思う。 よく悩みは分け合うものと言うけれど、受け止める側は予定外の負荷に潰れてしまわないだろうか。 私は? 何でもいいから変わりたくて、染めたことのなかった髪を染めた。ブリーチは痛かったし、その後のカラー

        • スクールフィクション/きのこ帝国

          生きるって何なんだ。 小学生の頃、毎日のように遊んでいた友達は中学生になってほとんど喋らなくなった。そういったことがどうしても不安になることがある。 好きだった友達のことを苦手に思って罪悪感を感じてしまう。 環境が変わってからも毎日のように続いた幼馴染との夜のグループ通話は今はほとんどしない。ずっと変わらないと思っていた幼馴染の存在まで私の中で変わってしまうことが怖かった。 結局それは、大切にしたいものが増えただけなのかもしれない。それぞれ別の環境で自分の居場所を見つけ

        健全な朝/yonige