【バビロン5話感想】曲世愛の衝撃的な過去。正崎の新しい正義。そして新たな自殺者が
バビロン5話の感想を述べていきます。バビロン4話の感想は下記。
バビロンをまだ見ていないという方はこちらがオススメ!
バビロン5話感想
バビロン5話の感想をざっくりまとめるとこんな感じ↓
曲世愛の過去(中学時代)
正崎の正義の変化
齋開化がテレビ出演を宣言
筒井警部補の死(自殺)
曲世愛の衝撃的な過去(中学時代)
5話の半分がこの曲世愛の過去について。
曲世の情報をつかもうと正崎たちがやってきたのは京都・山科。
そこにいたのは曲世の叔父。名前は坂部蔵主(さかべくらうず)。精神科医。この坂部の兄の娘が曲世愛になります。
曲世愛は「悪い子」
まず「曲世」という姓は、母方の姓なので曲世愛の父親は婿養子です。そして曲世愛はその両親の養子ということが判明。
つまり出生に関しては謎のまま。もう妖怪か何かなんですかね←
そんな曲世の中学時代ですが叔父の坂部いわく「悪い子」。なぜ悪い子なのか。それは曲世愛が起こした『とある事件』を知れば分かります。
その事件とは中学3年生の曲世のクラスメイト7人が「曲世愛に犯された」と証言したのです。そう、彼女に強姦されたと。
その報告を受けて坂部は生徒7人と、曲世愛を精神診断することになります。
曲世愛は中学時代から男を狂わせていた
犯されたと言いましたが、曲世は実際にクラスメイトに触れてすらいません。唯一したのは「話をしたこと」。ただ会話をしただけなのになぜ、生徒たちは「犯された」と証言したのか。
それは坂部いわく「15歳の曲世愛が過度に過当に限度を超えて魅惑的であったから」とのこと。
また身体的なものだけではなく、声、しぐさ、めつきまでもが男を欲情させるようです。例えるならば「耳元で拡声器を使って怒鳴り散らされるように(曲世)愛が自分の中に入ってくる」感覚だと。
それはまさに強姦──というのが15歳の曲世愛を診断した坂部(おじさん)の感想です。大人の坂部(しかも叔父)ですら15歳の少女に欲情させられてしまうほど、曲世愛はやばい女でした。
ですが具体的に曲世が何かをしたわけではありません。曲世はただ会話をしていただけ。なので曲世愛はその事件で罪に問われていません。
今思えば曲世愛はその時から、拘束しておくべき危険人物であったことが分かりますww
正崎の正義の変化
バビロン5話で正崎の正義が彼の口から具体的に語られました。
瀬黒が「あなたにとって、正義とはなんですか?」と、正崎にたずねると彼はこう答えます。
「──分からない。正義とはなんなのか俺にはそれがまだ分からない。これが〝善〟でこれが〝悪〟だと言えるだけの根拠にたどり着けていない。
だが、分かっていないはずなのにそれでも正しいと信じていることがある。
──正しいとは何かを考え続けることだ。たとえいつか答えにたどり着いたとしてもそこで考えるのをやめないことだ。正義とは何かを掴んだと思った後も正義とは何かをずっと、永遠に問い続けることだ。正義というのはきっとそういうものなんだ」
とても長い台詞ですが一言でまとめるなら正義とは「正しいとは何かを考え続けること」でしょう。
まるで過去の正崎に自分で言っているかのようなこの台詞、名言です。
また、正崎の中で悪であったはずの自殺が容認されるかもしれないこの世界で、彼自身柔軟な姿勢で向き合おうとしているのかもしれませんね。
改めてですが中村悠一さんめちゃめちゃいい声です。
齋開化がテレビ出演を宣言
行方をくらましていた齋ですが、域議選挙まで3日にせまったところでテレビ出演を宣言しました。齋はテレビで何をしたいのか。それは公開討論。
選挙の投票日の前日に生放送で、全国に放送される自殺法賛成派の代表として出席するとのこと。討論の議題はもちろん自殺法について。
もしもですがその討論の場で自殺反対派の人たちを、自殺に誘導できたらどうでしょう。バビロンの世界が大変なことになりそうです。
しかもその様子が生放送で全国に放送されたら・・・見ている人はどうなるのか。3話の再現がされてしまうのでしょうか。
筒井警部補の自殺
「筒井って誰や」と思う方もいるでしょう。こちらの方です。
「齋がやってくるその時に向けて罪状を確保するぞ!」と、やる気になっていたところで新たな犠牲(自殺)者が出ました。
自殺したのは筒井警部補。彼は正崎の命令で曲世愛をマークしていました。なので「絶対いつか死ぬやろな」と思っていましたがやはり・・・。
死んだ筒井の口元はうっすら笑っているようにも見えるので、やはり曲世に狂わされたのでしょう。せめて何かヒントを残してくれていると、筒井が報われるのですがね。
バビロン5話感想 まとめ
曲世愛は中学時代から男を狂わせていた
正義とは正しいとは何かを考え続けること
曲世愛に近づくのは危険
6話の感想はこちら↓