【ガチで選ぶ】忘れられない漫画4冊と人生の教科書1冊
ぶっちゃけ僕は「体はガッシュでできている」。そんな人間。
漫画はわりと読みます↓
だいたい500冊。ベッドの下にも──という漫画好きアピールはこの辺で1冊目。
1冊目:『暗殺教室』 完結済み:21巻
ざっくりあらすじ↓
地球を破壊するマッハ20の超生物の担任とそのクラスの落ちこぼれ生徒たちによる暗殺×青春。
ホームルームの時間、起立!と同時に担任に機関銃をぶっぱなす冒頭は今でもインパクトの塊。
とりあえずアニメイトに入って漫画の表紙を見るのが趣味の自分だがこんな表紙は見たことない。だから当時買ってしまった。ありきたりの表紙の中でひときわ場違いなこいつをww
そんな暗殺教室の面白さは生徒が担任を殺すことが認められているという点。ふつうならけしからんシチュエーション。金八先生が黙っちゃいない。しかしそのありえないシチュエーションがコメディに描かれている。本来悪である殺すことが肯定されており、それこそが暗殺教室の最大の目標なのだ。
そしてこの担任「殺せんせー」は教育のプロで自分を殺してくる生徒たちに一生懸命授業をする。殺し方もアドバイスする。中学生、高校生で運悪く嫌な教師に当たった人、そんな教師は見なくて良い。なぜならこの黄色い本の中には最高の教師が待っている。あ、もちろん上司に恵まれない憂鬱な君もだ。なんか顔色ゾンビだね?でも殺せんせーはたとえ君がゾンビになる寸前でも見捨てない。絶対に赤・青・緑のハーブを集めて調合してくれる。
余談だが僕が暗殺教室に出会った当時、僕は高校1年生。そして最終巻が出るのが卒業の年と重なった。だから僕にとって殺せんせーは本当の教師のように感じている。そして僕もE組の生徒だった。運命的な出会いをしたと思える漫画はこれ以外にない。
2冊目:『ここは今から倫理です。』 連載中:4巻
また教師かよ!!
ああ、つい自分でもツッコミを入れてしまったさ。だがこの教師はあまりおすすめできない教師だ。なぜなら彼(高柳)は人間。殺せんせーはぶっとんだ設定だから言ってしまえばなんでもありの限りなくスーパーマンな教師。でも彼は繰り返すが人間だ。完璧ではない。学校でもタバコを吸うし生徒を泣かせる。
ざっくりあらすじ↓
倫理教師の高柳がリアルな社会・学校問題を大人に直視させてくる漫画
正直この漫画は大人向け。なぜなら冒頭は高校生のセックスから始まる。まったく羨ましいぜ。とはいえまだ教師を殺そうと機関銃ぶちかました方が子供にはウケる。そう、この漫画は教師ですら無視するであろう──
いじめ
虐待
暴力
セクシャル
という問題をぶつけてくる。だが僕はこの漫画の最新刊が今一番楽しみだ。大人には鬼滅よりおすすめしたい。通称『ここりん(倫)』のこの漫画は倫理と書いてあるが難しくはない。倫理はあくまでもスパイス。物語に味を出している。メインは子供だ。つまり生徒である高校生。
彼らが抱える問題は正直見るのも辛い。だがそれを解決するヒントがここにはある。だから我々大人はこれを見るべきなのだ。もちろん高校生が見たって良い。でもエロ漫画じゃないぞ?
そしてここ倫は驚くほど展開が早くてすでに卒業式を迎えたww は?これで終わりか?と思えば新たな生徒が高柳の元にやってきて今日も彼は生徒にこう告げる「ここは今から倫理です」と。
3冊目:『ぼくらの』 完結済み:11巻
ざっくりあらすじ↓
少年少女が順番にロボットに乗って地球を滅ぼす敵と戦う漫画
申し訳ないがこれ以上言うとネタバレになるので言えないww これが精一杯なんだ許してくれジャイアン。
ぼくらの。アニメも放送されており巷では「鬱アニメ」などと言われているらしいがそんなレッテルを貼るお前の頭はうつけだたわけ。僕にとってぼくらのは決して〝鬱〟ではなく〝衝撃的〟な作品だった。
イメージとしてはいわゆる・・・デスゲームが近いだろうか。バトルロワイヤルでも良い。とにかくシリアス。それでも僕がこの作品をあの物置のような本棚から選んでこうして無い好感度を下げて布教しているのは、素直に感動したから。
10代半ばの少年少女が命をかけてコックピットに座り、大人でもできない選択を迫られる(見ればわかる)。そんな場面の連続で僕はなんて酷い作品だと思った。碇ゲンドウ共々、児童相談所に報告しようかと。つまるところこの作品を見て僕は、
価値観が変わった。特に命の
これはそういう漫画でもある。と同時に、家族・友人など人間関係にも一石を投じている。この辺りはここ倫とかぶるがこれを読めば「いろんな人がいる」と多様性を考えるきっかけになる。まさに10人10色の『ぼくらの』はそのタイトルの後に何が続くのか、それを考えて見てみるとよりハマるだろう。
4冊目:『雪の下のクオリア』 完結(?):1巻
ざっくりあらすじ↓
花にしか興味がないノンケが、遊び人のゲイと幸せを追求するBL漫画
ちなみにこの漫画のキャッチコピーは
心が洗われるようなBL
いいじゃないかBLだって漫画なんだから!!
・・・あの、わりとガチでこの漫画はすごい。偏見が抜けない人は高柳か殺せんせーの授業を受けてきてどうぞ。とはいえBL漫画って正直中身のない物も多いのも確か。「お前らこういうイケメンがやられてるのが好きなんだろ?」とまでは言いませんけど。
そんなBLの中でぶっちぎりで中身があるのがこの雪の下のクオリア。だって肉体的な描写がほぼない。つまり演出じゃなくてストーリーで魅せる漫画。まあ片方がノンケ(ストレート)だから肉体的な場面は描けないっちゃ描けません。もしもはじめてBLを読むなら、マイノリティを知りたいならクオリアがベスト。3冊買うとなんと本棚のスペースがさらに減ります。
で、中身なんですけどもまずみなさん漫画を読んでいてページの間に入ってる作者に感想を送ろうハガキ書いたことあります? 書いて、ポストにポイしことある人?まあ僕あれだけ漫画読んできましたけどそんなの1度しかないですよ。
それがこのクオリア。
読み終えた後感動のあまり数分前にゴミ箱にポイしたハガキを拾って書いてポストにポイしましたもん。
※別記事↓
【BL漫画】エトランゼの紀伊カンナ作『雪の下のクオリア』の感想。続編は?【ネタバレなし】
クオリアの見所は人間関係なんですけど2人とも訳ありな背景(過去)がありましてね。どこか救われないんですよ。そんな救われないもの同士がたまたま出会ったことでやっとまともな生き方を送れそうっていう話。ケルヒャーでも落ちない心の汚れを洗い流したい人、それクオリアで落ちます。
人生の教科書:『金色のガッシュ!!』 完結済み:33巻(単行本)
表紙の子がガッシュ。善逸の孫じゃないぞ?このガッシュは言わずと知れた名作だが念のためざっくり説明すると↓
フォートナイト
ええ、バトロワです。100人の魔物が最後の1人になるまで戦う。とまあ表向きはかなりシリアス。でも実際はコメディ要素も強いww
乳をもげ。ベリーメロンなどなんのこっちゃというワードが飛び出る飛び出るぴゅっぴゅっぴゅ。
このガッシュはアニメが2003年に始まった。僕は当時小学1年生。ちょうどコナン君と同じ年齢。あんなやつがクラスにいなくてよかった。無事生き残った僕は大人になったがなんとつい最近ガッシュは『完全版』が出た。
コナンがとっくに工藤新一になって空手女王と結婚してても良いくらい年月が過ぎているのに完全版が出たガッシュはまさに不朽の名作。知っての通り彼はまだ懲りずに推理をしているし僕に結婚の気配はZERO。ハンターハンターの37巻が出るか、僕が童貞を捨てるのが先か。良い勝負だ。
ええと、そう。ガッシュが不朽の名作という話だが僕がガッシュの漫画を買ったのは文庫版。単行本・文庫版・完全版が出ているガッシュはいかに愛されている作品かわかる。じゃあその愛される・人気の理由はなにかというとずばり、
ガッシュは泣ける作品
やばい。ガッシュは声を出して泣ける。なぜ泣けるのか。先述したとおりガッシュはバトロワだ。最後の1人になるまで戦うということは?その分のお別れがあるということ。
戦う時間よりゲームのロード時間の方が長いフォートナイトほど別れがあっさりしていないのだよキッズ諸君。ガッシュにはいくつもの感動の場面がありファンにそれを聞くと止まらないので絶対に聞いてはいけない。この記事よりも彼らの話は長いぞ。
そんな別れの名場面が多い作品だが僕はむしろ主人公とガッシュの出会いの1話が大好きだ。1話でガッシュが不登校の主人公を学校に復帰させる話で、かなり心にくるセリフをあのちっちゃい子供(ガッシュ)が言ってくる。
ここで初めて真面目なことを言うけれど、ガッシュに人生を救われる人は多い。今のセリフだって不登校の子が聞いたら救われる。僕もその1人と言いたいが当時小学生だった僕の悩みと言ったらいかに影を踏まないで登校できるか程度。そんな悩みなき僕もガッシュを見ては親の前で泣いていた。蟻をぶち殺すクソガキでも泣く。だから今ガッシュを見ても
ヨポポイ・トポポイ・スポポポーイで泣くし
ミコルオ・マ・ゼガルガで泣く
スオウ・ギアクルで泣く
そしてやっぱりコルルで泣くんだ
そう僕は同じところで泣き続けている。小学生のとき、高校生のときに泣いた場面で今も顔にナイアガラの滝が開通する作品が他にありますか?むしろ大人になった今の方が泣ける場面が増えてくる。
「ボーイがついてねえじゃねえか」
──とか今見るとアカンアカン。そんな一生物の漫画であるガッシュはまさに人生の教科書。僕を構成した漫画。そんな素晴らしい漫画が置いてある本棚、物置にしてはいけません。
以上です。他にもこんな調子で書いてます↓
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