【アニメバビロン】最終12話感想まとめ。なぜ正崎は大統領を射殺したのか【善の答え】
アニメバビロン最終12話を見終わりましたあおいです。アニメバビロンの感想記事を書くのも最後になります(悲しい)
アニメバビロン11話の感想まとめ記事はこちら↓
この記事ではあくまでもアニメバビロン12話のみの感想になります。
アニメバビロン12話感想
アニメバビロン12話の感想ですが一言『思ったほど衝撃ではなかった』ですかね。
べべべ、別に強がってませんよ?念を入れて覚悟したせいか、そこまで衝撃ではなかったのですww
それでも正崎がダークヒーローで終わり、曲世が生きたままの世界はバッドエンドで「なんだかな〜」とスッキリはしません。
アニメバビロンの世界があの後結局どうなったのか。気になりますがそれを〝考えること〟が僕たちの使命なのかなと思いました。
アニメバビロン12話できごとまとめ
アニメバビロン12話のできごとをまとめます↓
アレックスとカナエの対話
正崎がアレックスを射殺
正崎と曲世の再会
アレックスとカナエの対話
アレックスとカナエの対話から12話は始まりました(てかお前曲世ちゃうんかい!)。
11話の最後、新域の庁舎屋上に現れたカナエ。彼女は自殺をしたいのかと思いきやそうではない。けれど生きたくもないという19歳。
アレックスはまずそんな彼女のこれまでの人生を聞きました。そこでカナエが10代にして子を授かり、生んで亡くした壮絶な人生を送っていたことが判明。
そんなカナエはアレックスに「今後自分がどうしたら良いのか」をたずねます。しかしアレックスも「良い(善い)とはなにか」について考えている最中。そしてアレックスは重要な発言をしてしまいます↓
『もし善いの答えが自殺することなら、その時は遠慮なく死ねば良いと思うよ。というかその時は僕も一緒に死ぬよ』
この発言がなければ、アニメバビロンは違った終わり方をしたかもしれません。今思えばこの発言を引き出すのが、カナエの狙いだったのでしょうかね(カナエと曲世のつながりは不明ですが)。
アレックスとカナエの対話は結局『良い(善い)の答えが出るまでカナエが待つ』で決着して、何も起こりませんでした。
何もなく終わった時点でとても嫌な予感がしたのはみなさんもきっと一緒でしょうwww
正崎がアレックスを射殺
正崎がアレックスを射殺します。
さきほどのアレックスとカナエの対話の後、アレックスは善とは何か?の答えを見つけます。さっそくカナエに伝えようと、マイクイヤホンを着けたところ耳に聞こえてきたのは曲世愛の声。そそのかされたアレックスは建物の屋上へ。
いち早く勘が働いた正崎はアレックスの元へ到着しますが、彼は九字院と同じ洗脳状態でした。
自我があるものの、死への欲求を抑えられない。アレックスは頭の中では自殺は悪いことだと分かっています。それでも体が動いてしまう。自分が自殺するのは時間の問題。アレックスは正崎に〝正しいこと〟をするよう求めます。
銃を構えた正崎は雄叫びと共に引き金をひきました。銃弾はアレックスの胸に命中。正崎善はアレックスを射殺したのです。それが正しいことだったから。
正崎と曲世の再会
アレックスを射殺した正崎の背後に「わるいんだぁ〜」の一言とともにあらわれたのは曲世愛。彼女ちゃんと報道のカメラに映らない位置にいましたからね。ぬかりありません(ゲス女めし○!)
再会した曲世は正崎に例の問いをします。
「善ってなんですか?」
「悪ってなんですか?」
問いに答えた正崎に曲世は最後に一言「ぱーん(銃をうつ身振り)」。
そして銃声と共に暗転からのED。正崎が自殺したのか、殺されたのかはわかりませんが曲世は生きています。
EDが明けると緑豊かな田舎の風景(おそらく正崎の故郷)。そこにバスから降りたのはキャリーバックを引く曲世愛。ちょうど風が吹き、彼女の帽子がとびます。
その帽子を拾って手渡してくれた男の子(正崎の子供)に曲世は「良い子」と一言。アニメバビロンはこれで終わりました・・・
なぜ正崎は大統領を射殺したのか
なぜ正崎は大統領を射殺したのか。
結論からいうと『それが正しいことだったから』。なぜ人を殺すことが正しいことになるのか。それは下記のアレックスのセリフが理由↓
『もし善いの答えが自殺することならその時は遠慮なく死ねば良いと思うよ。というかその時は僕も一緒に死ぬよ』
この発言が世界に発信された以上『アレックスが自殺すること=世界中で自殺は善』になります。自殺は良いことになってしまいます。
それをわかっていたからこそ、アレックスも自分を射殺するように頼みました。
アレックスが自殺するよりも先に、正崎が射殺したことで結果〝間違った善〟が世界に発信されずに済んだのです。正崎は世界を救ったダークヒーローと言えるでしょう。
しかし正崎が人を殺したことにかわりない。ではやはり悪なのでは?ってこれなんかトロッコ問題と似ていませんか↓
正崎が大統領を射殺しない
世界で自殺が善いことになる
多くの人が自殺をする可能性大
正崎が大統領を射殺する
世界の善はこれまでのまま
世界のリーダーを失う
トロッコ問題は死ぬ人が1人か5人と、人数の大小が決まります。いっぽうアレックス射殺問題(勝手に名付けた)は、正義の大小が決まります。
アレックス射殺問題は世界の正義を守るか。自分の正義を守るか。結果正崎は自分の正義を捨て、人殺しという悪行を選んだ。でもそれで世界の正義を守ったわけです。
正崎さん、ふつうに世界をすくった英雄では?
アニメバビロンの善悪の答え
アニメバビロンの善悪の答えが出ました。あなたも曲世風に僕に問うてみてください。僕がずばっと答えます。準備はいいですか?
曲世「ねえあおいさん〝善〟ってんなんですか?」
あおい「善とは〝続けること〟だゲスが」
曲世「ねえあおいさん〝悪〟ってなんですか?」
あおい「悪とは〝終わらせること〟だアゴとんがり女」
アニメバビロンではずっとこの問いがテーマでした。善とは何か。悪とは何か。その答えが──
善とは続けること
悪とは終わらせること
つまり『生き続けることは善』。その生き続けることを自ら止めてしまう『自殺は悪』になるのでしょうね。
アニメバビロン12話感想まとめ
アレックスは善悪の答えを見つけた
正崎は大きな正義を守るために人を殺した
生き続けることは善で自殺は悪
アニメバビロンの世界が、その後どうなったのかはわかりません。しかしそれを考え続けるのがここまで見てきた僕らのすべきことでは?
僕が思うに曲世の帽子を拾った明日馬(正崎の息子)が「良い子」と彼女に言われていたのを見ると、世界の善悪は何も変わっていないんだなと解釈しました。
というわけで、アニメバビロンの感想記事に今まで付き合ってくれてありがとうございました。また別の記事でお会いしましょう!
というわけでさっそく別記事。バビロンの総評記事をどうぞ↓