私が私を嫌いな理由①
注意⚠自作小説、自己満足、誤字脱字、文章がはちゃめちゃなの可能性有。とっても薄暗い。それでも大丈夫な方のみどうぞ。
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二十数回目の夏が終わりを迎える。
なにか劇的な変化はなく、なにかに打ち込めることも無く、ただ、惰性的に受動的に日々を浪費していく毎日。〝どうにかしたい〟その思いだけは、心にこびり付いてとれはしない。いっそ、それすらも無くなってしまえば楽になれるのでは、と思うのに。
私、春野美鈴(ハルノ ミスズ)25歳は、この歳の4月に仕事を辞めた。理由は現代なら在り来りなこと。心の病と言うやつだ。医者からも周りからも、それ(病気)は仕方の無いことで、辞める事も仕方の無いことだと言われた。私はそれをただ、呆然と受け入れ、仕事を辞めた。
正直、ほっとしたし、辞めて良かったと思う自分もいれば、なんで、とりあえず限界まで休んで縋り着けば良かったのに、と思う自分もいた。
私は、こんな中途半端な自分が1番嫌いだった。いや、もう、自分自身が存在することすら嫌気がさしている。けれど、死ぬ事も出来ない。前に進む気力すらない、いつから私はこんな風になってしまったんだろう?答えのない、独り言が頭の中で、何度もなんども、繰り返される。
くるしい、つらい。なら逃げてしまえばいい
なんで、どうして私がこんな風に。それはきっと私自身のせい
ただ、ただ、幸せになりたい、満たされたいだけなのに。私自身の幸せって?満たされることって?それは一体なんなの
だれもいない、1人の部屋で、ただ自分にだけに問い続ける。
『…ほんと、なんでこんな事になっちゃったんだろ。』
だれも、それには答えてくれない。医者もカウンセラーも家族も友達も恋人もネットの向こうにいる誰かでさえ、明確な答えを知る由もない。
だって、それは自分で答えを見つけなきゃ、納得出来ないから。
こんな傲慢な自分も嫌いだ、救われたいくせに差し伸べた手を掴む気すらない自分が嫌い。
こんな醜い考えをする自分が嫌いだ。勝手に自己嫌悪して、他人を遠ざけて不幸に浸かって、誰かに責められてる訳でもないのに、自分で自分を痛めつける。
自分自身が嫌いだ。私が私を好きでないのに、こんな私を好きだという、優しくしてくれる人の気持ちを私は素直に受け取ることが出来ない。むしろ、私を嫌っている人の方に目を向けて、やっぱり私は嫌われ者なんだと、自己完結してしまう。
自分自身を愛せないのは、一体誰のせいなの?
私は、薄暗い部屋で今日も、アイを探している。