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11才が語る。「ものを選ぶときの決め方」

娘は決断が早い。
ぱっと決める。
迷いがほとんどない。

え?いいのそれで?
もっと見なくていいの?
もう少し考えなくていいの?
と、いつもつっこみたくなるけれども、

これ!と思った直感に、
わざわざ
あれこれ思考をのせようとするのは
わたしのくせで

どう考えても
娘の即決のほうが
本質的な気がしている。

だから聞いてみた。


「〇〇ちゃんはさ、ものを選ぶときに
 どうやって、これ!ってわかるの?」


そしたら


『ふたつで迷うときは、これで(手を動かしてみせる)、

 (両手指で同時にそれぞれのものにちょんっと触れて
  緩んだほうが自分に合う、という選び方)

 たくさんの中で
 ひとつどうしようかなと思うときは
 1回深呼吸して、 
 それから目を閉じて
 また目を開けたときに、
 それが他のよりもぱって光って
 はっきり見えたら、それ。

 全部の中にぼや~ってしていたら、
 それじゃない。』

と明快な答え。


はは~なるほど。


『でも、迷うこともあるよ~』 と屈託なく笑う。


先日もふたりで出かけたときに
わたしの水筒が空っぽになってしまい、

「水筒のお茶、なくなっちゃった。
 なんかコーヒー飲みたいな…
 そこのローソンで買って入れようかな…
 でもこの時間だし夜寝られなくなるかな…
 飲んだらあたま痛くなっちゃうかな…」

とつぶやいていたら

『飲みたいなら、飲む!』

と一喝された(笑)

クリアさ全開で
自分の道を進む娘に
母はついて行くのみ。

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