夫は宇宙人かもしれないと思ってみた
ここ最近のいちばん大きなできごと。
というか、
この10年でいちばん大きなできごとかもしれない。
それくらい、わたしの中で大きな変化が起きている。
じんわりだけれども、確実に。
20才で出会い、
8年付き合い(そのうち6年くらい同棲)、
結婚して13年になる夫。
わからないことがとても多くて、
これだけ一緒にいても謎は多くて、
「夫」という人間として興味を持ったり、
すべてを手放したくなったりと、
いろいろな波がこの10年。
わたしにはどうにも避けて通れない大きな「何か」
それが夫だった。
夫の姿を通して、
わたし自身を見せられている。
それが。
ひょんなこと(でも大きなターニングポイント)をきっかけに、
2週間ほど前から、
「夫は宇宙人なんだ、きっと、うん、そうだ!」と
思うようにした。
そしたら、驚くほどに!!
わたしの気持ちが落ち着いてきた。
本当。
驚くほどに!! ← 2回言った。
なんだろう、これは。
夫は、本当に宇宙人なのかもしれない。
よく、原因不明の症状に悩まされている人が、
「これは〇〇です」と、病名や診断名を与えられると、
急に肩の荷がおりたようにほっとして安心できた、
という話を聞くことがある。
それに近いのかもしれない、と思う。
わからないありのままが、夫である。
それを、わたしが受け入れられた、のかもしれない。
わたしがずっと夫のことで、
わかりたいわかりたい、と思っていたことは、
宇宙人の夫には、なんのことない何もないことで、
それはまったくなんでもなくて、
だから本人に尋ねても何も出てこなくて、
そのなんでもない中にある、ただ今この瞬間にいることだけが、
夫の喜びなのかもしれない。
そもそも、
探しものは、どこにもなかったんだ。
どこにもないものを、
必死に必死に必死に探したから、
わたしは道に迷ってしまったのかもしれない。
ようやく、おうちに戻ってこられた。
この半年、Stay Home という言葉があちこちで飛び交った。
それって、
家、という意味のHomeではなくて、
自分、いう内なるHomeなのかもしれないな。
と、すとんと腑に落ちた。