信じることが目に映ること
久しぶりのともだちに会いに、久しぶりの場所を訪れた。
久しぶりの場所は、数年前まで毎週一回、
暑い日も、紅葉の季節も、極寒の日も通っていたところで、
小高いお山の上にあり、木が美しく茂り、緑豊かで、風がよく通り、
晴れた日は、穏やかできらきらした空気に包まれている。
もう、顔を見るだけで、心が緩むその仲間たちは、
笑ってしまうほどに、それぞれ、お互い、あるがままで、
芯があって、まっすぐで、愛に溢れて、
一生懸命に生きる姿は、ただただ美しい。
わたしは、ただ満ち足りてそこにいただけだったが、
あまりにもすべてが美しく、ふと、
ともだちの愛息子が登りはじめた木のほうにカメラを向けた。
すると、光が差し込んだ。
あれ?と思って、もう一度シャッターを切った。
するとまた、光が差し込んだ。
美しく、神々しさがあった。
すべてが満ち溢れている、
と感じるいまここが、映ったのだと納得した。