不登校のきっかけ [間違った子育て②]
私の小さい頃からの家庭環境のお話です。
私の実家は家族仲があまり良くありませんでした。
両親同士もそうですし、祖母と両親もそうでした。
三人でいがみ合ってる時もあれば、父と母で祖母につらく当たったりしてることもありました。
私には妹と弟がいますが、喘息持ちの弟は入退院を繰り返しており、小さい頃に遊んだ記憶があまりありません。
そんな弟はやがて不登校になり、家庭内暴力をふるうようになりました。弟に何度もたたかれる母を私は必死に守ってきました。
父よりも体の大きな弟には誰もかなわず、祖母に対して母と父は自分達を守るため、弟と一緒になって3人で祖母に暴力をふるうようになりました。
次第に私は両親と弟に対して嫌悪感を抱くようになり、口もきかなくなり数年後、成人を機に実家を離れました。
「私は絶対こんな家庭は作らない。」「自分の子は絶対弟のようにさせない」と硬く心に誓っていました。
そういったところから自分の子供たちには必要以上に厳しく、過干渉で、あれもだめ・これもだめと自分のレールに沿って過ごさせていました。
そんな中、私自身が離婚することになりました。
一人でお父さんとお母さんの二役をこなさなければいけなくなり、もちろん「この子達を私一人で、絶対に幸せにするんだ!!」
と意気込んでいました。
実家にも一切の連絡をとらず、子供たちには両親の悪口をたたきこみ、会わせないようにしてきました。
何の罪もない子供たちに、あなた達はみんなに愛されて育っているんだよということも伝えず、「ママが、幸せにするから」とずっと言い続けてきたのです。
実家の母親のようにならないようにと頑張っていたつもりが、頑張るベクトルも正反対、やることなすこと子供たちを締め付ける子育てをしてきていたのです。