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不登校になりたての頃 【お姉ちゃんの協力】

食欲がなく、どんどん体重が落ちていく私を心配して、独り立ちした娘が毎日来てくれるようになりました。
息子もお姉ちゃんには適わないのか、素直でした。

ご飯だよと私が声をかければ、うるせー。
お姉ちゃんが声をかければ、わかったよ。

毎日、ご飯を作っているのは私。
いただきますも、ごちそうさまもない。
食器すらそのまま。
毎日が憂鬱で仕方ありませんでした。

私が話しかけられない状態だったので、娘を通して会話しているようでした。
それでも娘は、泊まり込んでくれたり、息子を外に連れ出してくれたり、がんばってくれました。

娘は息子に、夜に体をあたためて寝て、朝起きたら一杯のお白湯を飲むとスッキリするよ!と言いました。
昼夜逆転しているのもスッキリ起きられないのも、生活リズムを整えてあげたら治るよ!と言ってました。

起きなきゃダメだよ、ではなく、こうしたら起きられるよ。少し早めに起きられたらまた早く寝れるよ。と言ってくれていました。そのおかげで夕方起きていたのがお昼すぎ→お昼→午前中と少しずつ早まっていきました。
私は、お白湯入れたよ、温かいうちに飲んでみよう。起きて。と声をかけるようになりました。
学校へのインプットももちろん続けていました。
そのうち私が出勤する時間に起きてきて、お白湯を飲み、行ってきますと言うと、うん…と返事をするようになってきました。

本当は学校を休んで外出などできないのですが、(この頃はコンビニすら怖くて行きたくないと言ってました)お姉ちゃんが少しは外の空気をとドライブに連れ出してくれました。
近くのショッピングセンターのチョココーナー。
このチョコ高いけど美味しいんだよと言うと、食べてみたいって言ったそうです。
自分のお小遣いから一包みのチョコを選び、レジで買いました。
お姉ちゃんは、ママにあげよう!喜ぶよ!と息子に言ってくれていたそうです。
息子が選んだミルクチョコ。もったいなくてなかなか食べられなかったのを覚えています。
この頃から夜、娘と息子と娘の彼とで銭湯に行ったり、ゲーセンに行ったりして過ごすことで少しずつ外に出ることができるようになりました。

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