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27.ヨガをやる人はメンヘラ?SNSを取り巻く環境と言葉の使い方にモヤモヤする。

こんにちは。
今日は子ども絡みのSNSモヤモヤと言葉遣いについて書きます。アーユルヴェーダから離れたお話になります。

先日、小学生の娘に、
「お母さん、ヨガやる人はメンヘラなんだって。ショート動画の人が言ってたよ」と言われました。

私は、ヨガ=メンヘラ=私がメンヘラ=私のメンタルヘルスに異常あり、という烙印を押された気持ちになり、動揺してしまいました。

娘に「メンヘラ」の意味を聞くと、
「陰キャとか悩み多い人とかなんじゃない?」と言いました。

(悩み多い陰キャ=メンヘラ=ヨガ??)

「メンヘラ」というネット界隈の言葉として知っていますが、私は未だこの言葉の本質をよく掴めずにいます。


さて、昨今、巷ではメンタルヘルス問題が尽きませんね。日本では5人に1人は精神疾患を患い、精神科や心療内科を受診をしている、という統計が出ています。少子高齢化と同時に産業構造が変化。情報を扱いながらマルチタスクな仕事を当然のように熟せるよう社会から求められます。そしてネット等、お互いの関係が見えづらい状況は、双方の認識と認知の歪み、違和感なるものを確認、認識のズレを発見する仕組みが見当たらないのです。

最近、仕事柄参加した学会も、国民のメンタルヘルス問題を危惧していました。ASD、ADHD等の発達障害、ストレス関連障害や適応障害やうつ病etc…様々な疾患や障害特性がありますが、そもそも、これらの診断がつく、つかない以前に、人と自分に折り合いをつけること、自分以外の人との関係を作れない、作らない世の中になっているんだな、と客観的に見えました。個の時代なのか、人が集団を作りません。シングルさん、一人っ子、核家族化も進み、一人、二人世帯数は多いのでよく分かります。ネット社会であることも影響あるのどうなのかは分かりませんが、ネットが一時的な寂しさを紛らわしてくれるのは間違いないでしょう。


話は変わり、先日、息子が参加したスポーツ試合がありました。息子が対戦相手に向かって、応援席には聞こえない程度の声で暴言を吐いたようでした。翌日、相手チームが息子の言動に抗議。学校側は相手校へ謝罪。私も顧問と他の親御さんへ謝罪、息子は顧問と仲間へ謝り、彼を家庭内でフォローで良いのですが、後に息子は同部員SNSグループ内でいじめのような言葉の中傷を受けたようです。

息子が発した暴言は、SNS界隈や一部芸人さんが諸場面で相手に言い放つ言葉でした。子どもにとってはSNSで聞き慣れている言葉のはずが、現実話面では、その言葉が一人歩きしているような印象です。部員も息子と同じ中学生であるため、SNSで使った言葉は息子がした事と同様でした。元は、息子は根本的に周りへの配慮に欠け、言葉の本質を分かっていなかったことに尽きます。

口は災いの元。言葉の魂は自分にも降りかかる体験でした。息子本来の、おっとりした、真面目な性格からすると、言動はちぐはぐでドーシャの乱れは酷かった。


ヨガには哲学あり、八支則がありますね。
今回の息子の出来事は八支則の一つ目、「ヤマ」が欠けていました。ヤマには5つの教えがあります。
1.アヒンサー(非暴力)
2.サティヤ(素直になる。人も自分も騙さない)
3.アスティーヤ(盗まない、人の心を不安にさせない)
4.アパリグラハ(不貧、自分の身丈を知ること)
5.ブランマチャリヤ(パートナーとの信頼関係)

(5は、配偶者等を指すが、今回は、一緒に戦った仲間というふうに当てはめてみる)

母親の私も息子の試合に集中しすぎて、どうしたら勝てるか、どうしたらレギュラー取れるのか、一緒に戦う相手を認めていなかったのか、自分の息子に過剰な期待をかけていなかっただろうか、仲間を信じる気持ちを持つように声をかけただろうか…。ヨガは気づきを与えてくれます。



振り出しに戻りますが、このようにヨガ哲学を借りて振り返ることはメンヘラなのか…?謎です。

私も心がけを変えないといけないのでしょう。息子が傷ついているのを見守るのも母として苦しいのですが、息子自身が変わらないと今後の人生、また同じ過ちを犯します。

今日も朝もディナチャリヤの流れでヨガはしましたよ。

まとまりのないお話でしたが、最後までお付き合いありがとうございました。

それではまた。


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