親友(カウンセリングノートより)
40年生きていて、初めて親友ができた。
そんな話をカウンセラーさんに送ったテキストから転載しておく。
この「文書供養」の続きのお話だ。
○○先生
こんにちは。
青森の方が広島より暑い日があったりと、なんとなく納得いかない今日この頃です。
ゴールデンウィークに夫がコロナになり、Kと遊ぶ予定がパァになった、という話をしたのを覚えておいででしょうか。
一昨日、ついにKと遊んできました。ほとんど丸一日。
市内の浜辺を5ヶ所周りつつ、途中ごはんを食べたりシャボン玉したり「石切り」を教えてもらったり。海を見ながらポツポツおしゃべりしたり。とにかく、とても楽しかったです。
遊びも終盤といったところで、Kに提案をしました。「私と親友になってくれない?」と。
前から、悩みとか困りごとを話せる友人というのはKしかおらず、「Kが『親友』だったらいいな」と考えてはいたのです。
Kの答えは「今まで通りの付き合い方でいいなら、全く問題ない」と。
それでいいんです。私は、今まで通りをずっと続けたかったのです。まぁ、悪い言い方をすれば言質を取れたことで、心底安心しました。
そしたら、その瞬間私のKへの感情は、確実に「恋心」から「友情」に変わるのを感じました。これはかなり驚くべき変化でした。
胸を張って「私はKの友人だ」と言えるようになった気がしました。今までの、置き場のない恋心は蒸発するように消えるのを感じました。もしかしたら、もうずっと前から私のKへの気持ちはとっくに「友情」に変わっていたのを、私が認めたくなかっただけなのかな、という気もします。
そんなこんなで、とても有意義な1日でした。
帰宅後、「ありがと。楽しかった」とLINEしたら、「楽しかった」「また会いたい」と返信が。
また会いたいって言うなら、それまで私は生きていなきゃな、と思いました。まんまとKの策に乗せられてる気もしなくはないですが、それで構わないです。
昔何かの漫画で見た「『付き合いましょう』で始まる恋人より、友達というのはずっと難しいのかもしれない」というモノローグを思い出しました。
まぁ、そんなこんなで、私に人生初の「親友」ができた日でした。
以上、カウンセリングノートより。
オワリ
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