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2024年に観たライブ振り返り


2024年参加ライブリスト

 ※()内は通算で観た回数。遅刻・早退等で観れなかった対バンは省略
• 1.9 中学生棺桶(1), Palastleben(1), のろゐねこ(1) @池袋手刀
• 1.28 Evraak(2), XOXO Extreme(1) @小岩オルフェウス
• 2.12 花園distance(3), FNCTR(1), henrytennis(1) @中目黒スパークジョイ
• 2.17 天使の聲プロジェクト(1) @吉祥寺シルバーエレファント
2.24 明日の叙景(1), nervous light of Sunday(1), THA BLUE HERB(1) @渋谷Cyclone
• 2.25 中学生棺桶(2) @東高円寺二万電圧
• 2.25 石垣翔太弾き語りライブ @高円寺某所
• 3.10 Zabadak(2) @南青山MANDARA
• 3.20 秋葉龍(1), YSK(1) @新宿Clowdaddy Club
• 3.23 花園distance(4), 井出ちよの(1), イトケン(1), 葛飾出身バンド(1) @秋葉原Club Goodman
• 4.06 曇ヶ原(2), 傷女融解(1), Palastleben(2), フリむケバそコニカメとKIRIA(1) @池袋手刀
• 4.13 FNCTR(2)、e;in(1) @京都GROWLY
• 4.19 曇ヶ原(3) @高円寺HIGH
• 4.26 HAKEN(1) @渋谷www x
• 4.27 HAKEN(2) @大阪Live House Anima
4.29 明日の叙景(2), Kokeshi(1) @渋谷www x
• 5.04 PRISM(2) @関内Stormy Monday
5.11 Evraak(3) @両国SUNRISE
• 5.18 Evraak(4)、背前逆族(1), Green Milk from the Planet Orange(1) @早稲田RiNen
• 5.19 Tesseract(1), Cyclamen(2), Felix Martin(1) @渋谷Cyclone
• 6.09 花園distance(5), THPY(1), hanazono ninin(1), h2 marimba duo(1), 太田ひなtrio(1), ブッセ(1),・・II(1), HUGEN(1), LOLOET(1) @下北沢Spread
6.16 明日の叙景(3), Earthists.(1), the bercedes menz(1) @吉祥寺Club Seata
• 6.20 プログレインプロセッション(2) @阿佐ヶ谷mogumogu
6.29 曇ヶ原(4), The Digital City Junkies(1), Palastleben(2), ACM:::(1) @東高円寺U.F.O Club
6.30 曇ヶ原(5), AUTO MODE(1), 青天の霹靂(1) @新宿Wildside
7.06 明日の叙景(4), nhome(1), くゆる(1) @新代田FEVER
• 7.09 Deafheaven(1) @渋谷Club Quattro
• 7.13 TERRO TERRRO(1), 砂漠Experiment(1) @横浜三笠公園
• 7.26 Fuji Rock '24 1日目 The Spell Bound(1), 大貫妙子(1), 曇ヶ原(6), The Floating Points(1), 上原ひろみ(2)
• 7.27 Fuji Rock '24 2日目 The Last Dinner Party(1), EYRIE(1), スガシカオ(3), Beth Gibbons(1), Kraftwerk(1)
• 7.30 上原ひろみ(3) @Blue Note Tokyo
• 8.03 金属恵比須(3) @吉祥寺シルバーエレファント
• 8.30 花園distance(6), Paris death Hilton(1), Sorry No Camisole(1), コーラ×こまどり×Anderson(1) @秋葉原Club Goodman
• 9.07 FNCTR(3), 背前逆族(2), Ruins(1) @新大久保アースダム
• 9.14 EYRIE(2) @六本木ベルギービールフェス
• 9.14 不思議ロックフェスVol.3 バスクのスポーツ(1), Evraak(5), 曇ヶ原(7), XOXO EXTREME(2), 老人の仕事(1), St.Claire(1), FNCTR(4) @秋葉原Club Goodman
• 9.19 Level 42(1) @横浜Billboard
• 9.20 オオシマ及川Duo(1) @高円寺オリエンタルフォース
• 9.28 Iron Maiden(1) @ぴあアリーナMM
• 9.29 明日の叙景(5), Imperial Circus Dead Decadence(1) @ビーツ渋谷
• 10.31 EYRIE(3) @渋谷WWW X
• 11.16 曇ヶ原(8)、バスクのスポーツ(2) @秋葉原Club Goodman
• 11.24 Thom Yorke(1) @東京ガーデンシアター
• 11.26 Realise It Yourserlf Cyclamen(3), Textures(1), Cynic(2), Pain of Salvation(1) @EXシアター六本木
• 11.30 MIXED HELL FEST @川崎クラブチッタ Kokeshi(2), 明日の叙景(6)
12.13 オオシマ及川Duo(2), 森林限界(1), 赤羽あつみ+関口マーフィー + missile(1) @高円寺オリエンタルフォース
• 12.20 Evraak(6), 曇ヶ原(9)

計48本 4本/月平均
うち非プログレ8本

上には上がまだいるだろうけど、年6本ライブ観て「今年は遠征しすぎちゃったよー」なんて言ってた地方住み時代から考えると異常値だな。
そして、こんなにプログレばっかり観てたらそりゃ頭おかしなるで。

これまで個別に取り上げて記事を書いたもの以外で、特に印象に残ったライブをピックアップ。

印象に残ったライブ

2.25 石垣翔太弾き語りライブ @高円寺某所

12/20のEvraakとの2マンライブをもって曇ヶ原を脱退した、創始者でありフロントマンの翔太さん。やはり曇ヶ原のルーツであるフォーク、そして楽曲の持つメロディの切なさは、弾き語りライブだとより魅力を味わえる。今後彼のソロでのライブはまだ予定がありそうなので、足を運んでみるとバンドでは聴けなかった貴重な曲が聴けるかも知れない。


4.13 FNCTR @京都GROWLY

FNCTRは中目黒で初めて観た時に圧倒されてしまい、どう乗ればいいのか戸惑ったのを覚えている。しかし、やはりホームタウンの京都で行われるライブが一番アットホームで、観客も自然に盛り上がっていて印象的だった。京都はインテリジェンスな若者がたくさんいて本当に羨ましい。ライブハウスの京都GROWLYのロケーションも絶妙で、御所の近くの閑静な住宅街で、飲み屋や俗っぽいものから遠ざけられた感じでいい。
京都GLOWLYが2024年で閉店となってしまったのは本当に残念。学生無料としたり、若者を積極的に受け入れようとした土壌があって良かった。


4.26 HAKEN @渋谷www x

今年前半の大本命洋楽勢。昨年出たアルバムがあまりにも素晴らしくプログレメタルとして完成度が高すぎて、何年も来日を願いつつもまさか本当に実現するとは思わなかったバンドのうちの一つ。
想像を絶する演奏力でとにかく圧倒的だった。そしてwww の音響も素晴らしく、Faunaのジャケット風バックスクリーンも良かった。こんなのが海外にはゴロゴロいると思うと、やはりまだまだ洋楽は強いなと思ってしまう。次はCanary Yellow日本歌詞版で共演したCoutney Swainも連れてきて欲しいものだ。


7.13 TERRO TERRRO @横浜三笠公園

無料投げ銭ライブだったが、海をバックにした野外のロケーションと爽やかな音楽性がよく合っていた。風が強い野外のステージでポエトリーリーディングをやるのは大変そうだったけど、及川さんも瀬尾さんも見事に文学的な言葉をステージで表現しきっていた。今年の4月に発売されたNew Diary以外からの新曲もいくつか披露されたか、あるいは即興で演奏された曲も存在した模様。やはりライブで観るのが一番かっこいいので、12月にサブスク配信が解禁されたしこれを機にもっと多くの人に知られて欲しい。


7.27 Fuji Rock '24 2日目 EYRIE @苗場食堂ステージ

EYRIEは今年3回観たけれど、やはり初めてフジロックでGaohの演奏から聴いた時が衝撃的だった。女性2人男性1人というトリオ編成なのに、前日に観た曇ヶ原とほぼ同じかより強力にすら感じられる熱量はただ圧倒された。そして、全員バークリー出身という確かな演奏力。これは初デビューライブがフジロックで、2回出演という実績も納得だった。


8.03 金属恵比須 @吉祥寺シルバーエレファント

やはりなんといっても、共演の大和田千弘さんのピアノプレイが素晴らしかった。
大和田さんはピアノ音色に徹し、メロトロンなどの音色は高木さんや稲益さんがサポートで演奏に回るといった感じで演奏されていたのだが、大和田さんの演奏プレイが一人の女性ピアニストから奏でられているとは思えないほど、アグレッシブなプレイなのに驚いた。一見異種格闘技のように思えた共演だが、これが恵比須の持つハードロックな激しさと相まって、むしろオルガン音色を上回る凶悪なハードさを増幅していた。特に、大和田さん・マスヒロさん・埜咲さん3人でのインプロバトルは異次元すぎて、ただただ圧倒された。


11.26 Realise It Yourserlf Cyclamen(3), Textures(1), Cynic(2), Pain of Salvation(1) @EXシアター六本木

EXシアターという最高の会場で、最高の音響で、プログレメタルファンが夢にまで見た最強のフェスが実現してしまった。そして、出演陣すべてが、想像を超える歴史的な素晴らしいパフォーマンス。初来日のTexturesは会場一体となって変拍子ヘドバンでめちゃくちゃ盛り上がり、Cynicは静かに思いを馳せて聴き入る。そして、Pain of Salvationは、プログレに回帰した近作だけでなく青春時代を共に過ごしたThe Perfect Elements Pt1の楽曲も演奏され、様々な思いが込み上げてきて涙が出そうに。16年ファンやってて、諦めかけていた願いが叶うことって、あるんだな。「プログレとは試練であり忍耐である」という言葉を、心の底から味わった、特別な一日だった。このフェスの記事はいつか時間をゆっくり取れれば、個別に書き起こしたい。

https://x.com/hermitpt2/status/1861400882254094473


振り返りと反省

気を抜くと自分が好きなジャンルばかり聴きがちだし、気に入ったアーティストばかりリピートして足を運びがち。まあ別にそれは悪いことではないのだけど、やはり良質なレビューを書く人はジャンルや年代国外を問わず幅広く聴いて知識がある人だなと色々なレビュー記事を読んでいて思う。来年はもっとプログレ以外も幅広く聴きたい。メタルやハードコアのライブはもっと行きたいし、ポストロック・ブラッケンドシューゲイザーは明日の叙景以外のバンドももっと深堀りしたい。まだ一度も行けてないクラシックや、ジャズ・フュージョン、クラブミュージックなどにも足を運びたい。

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