ああ早朝5時の祝福 朝日の中で 降る雨よ お前は光を知らぬ 孤独の膿だまり 暗く 死と隣合わせの細菌類 光さす中で 目が眩み 涙を零すように 雨を降らせていては 誰も その部屋には来ず ついに気づいただろう 希望を見出すこころを持つと 見えるもの 扉が開かない日もあるからと 止まない雨もあるからと 少しでいい 少しでいい 光を見つけるための後退を 目を開けて 耳を澄まし 全身で愛を望む勇気を そして それを誰かと共にわかちあい ささやかに生きる そんな日はきっと 雨のなか
私に訪れた「時の渦」は あるリボンの中に編み込まれている。 昔聴いたメロディのなか 窓の外にある木漏れ日 ドアを開けて歩いた日のそよ風 あの人が恋しいと泣いた夜の月の雫 絶望し未来が見えない夕暮れのオレンジ 気まぐれに気が晴れた日曜の午前の空気の匂い そんなリボンのようなものが こころにある 全てのリボンはクルクル巻いて収納されているが いつか 命からがら贈りあう想いや笑顔のような 華やかな ひとりの存在感となり ひとつ リボンを広げると 1本の線となりその時の生きていた道
まるいものと しかくい気持ち空へ 切り取った 君はもう まるいものと しかくい景色の中 もう君は ここにいない もうすでに 君への想いを 捨て去り このまま あぁ 何も ない 時も 思い出も無くしたから あぁ気づいた あれはあの笑顔は 君だけへ 向けた僕からの ひとつの心 まだ 半分の気持ち無くしてないなら あぁ 君から 心の宛先を あぁ ねぇ未来と こころからの笑顔で その気持ち輝かせてくれないか いつも