【1日8回電車スレスレの刑】バンコク郊外にあるメークロン市場
FEB 2020 バンコク
タイミングがここぞとばかりに悪く、コロナウイルスが懸念されはじめた時期にマレーシアからフィリピン、タイと毎週のように飛び回っていた。
バンコクは2回目。2018年の11月初回に訪れた際、バンコクとチェンマイを4日間ほどで周り、寺院、カオサン通り、ナナプラザ、ルーフトップバーなどにはすでに足を運んでいた。
今回の目的は、昔フィリピンで一緒に仕事していたタイ人とフィリピン人の元同僚に会いに行く事だったが、せっかくなのでバンコクの郊外にある電車が市場のど真ん中を通過する「メークロン市場(Meaklong Railway Market)」へ行こうと決めていた。
ちょうど全員予定が合ったので、1日目はバンコクで遊び、2日目に日帰りでメークロン市場を訪れた。
メークロン市場へはロットゥー(乗合のバン)、電車、タクシーのどれかでアクセスが可能。
今回は、行きロットゥー、帰り電車のコース。
まずはモチット(Mo Chit)BTS駅から近くにあるロットゥー乗り場へタクシー(約70バーツ)で向かう。
ロットゥーの待合所に到着したら、乗る人数と名前をおばちゃんに伝えノートに書いてもらい待機。
市場までの所要時間は、渋滞に左右されるが1〜2時間ほど。
ロットゥーは乗合バンなので途中下車していく人もいるが、目的地を伝えておけば運転手が到着時に教えてくれる。(起こしてくれる)
下車してから、市場までは徒歩数分で到着。
市場は街中にあり、メークロン市場以外にも周辺にはお店が沢山あるため食事には困らなかった。
まさにネットで見た通り、市場の中に線路が一本。
ただ思ったよりも通路(というか線路)の幅が狭く、観光客や地元の買い物客で混み合い、行き違うのが大変だった。
電車がこない時間は、どこも日よけのオーニングがかかっており、市場の中は少し薄暗かったが雰囲気があり逆に良い。
市場で売っているもののメインは野菜、果物、魚、肉、スパイスなど食品だが、レストランやカフェ、土産屋もある。
市場内を歩いていると、タイ人の友人が急に笑い出し、何かと思ったら
今通り過ぎた市場のおばちゃんが、「みんな商品なんて見もしないで通り過ぎてくばっかりだわー」と愚痴を吐いているのを聞いてしまったとの事。
十分理解できる。
そこにいるほとんどは観光客であり、みんな写真を取りにきているようなもんだから市場としての売り上げを実際どれくらい助けているのかは不明。
そんな事思いながら電車の到着を待つ観光客の自分だった。
そして14時半前、ポジションを見つけて電車の到着を待機。
電車がついに到着、、か、?
人々がざわついているが中々電車の姿が見えない。
数分してゆーーーっくりとオレンジ色の電車が市場に入ってきた。
店のおばちゃんたちがオーニングを絶妙なタイミングで上げ始める。
言葉通り電車スレスレ、ゆっくりなので触る事もできるくらいの距離で通り過ぎていった。
おばちゃんたちはこれを毎日8回繰り返しているとは大変ご苦労な事である。
電車のスケジュール
14時半のメークロン着の電車を市場内で見届け、15時半のメークロン発の電車に乗ってバンコクへ戻った。
電車内からみたスレスレの景色も面白い。
電車で1時間、船で対岸へ渡りさらに1時間でバンコクの南に到着する。所要時間は2時間半〜3時間ほど。
田舎町を走る電車は、扇風機もクーラーもなしで暑かったが窓から入る風が気持ちよくうとうとしながら帰路についた。
電車の駅を乗り継ぐ途中もマーケット三昧で、美味しそうなシーフードや果物に目が行く。
バンコクに戻ったのは6時半ごろ。マレーシアへ戻るフライトは9時20分だったので最後に寄りたかった「タラートロットファイラチャダー(Talad Rot Fai Train Night Market Ratchada)」
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