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#2.私って口悪いんすかね?

#1でも思った方いらっしゃるかもしれませんが、私はどうやら口が悪いようです。語気が強いと言うか言葉遣いが汚いと言うか…
TPOに合わせて口調や表現を使い分ける事はできてるつもりなんですが、時々怒られる事もあります。

#1はこちら↓


そもそも口が悪くなったキッカケは恐らく「ナメられない為の自衛」です。
世の中には「女をナメてる男」「若者をナメてる年寄り」「国民をナメてる政治家」などがザラにいます。
その人達は、日本人の「ハッキリ物を言わないおしとやかな国民性」をナメてるから、日本国内では簡単に幅を利かせられるんだと思います。

だから「気が強くてハッキリとした物言いで主張できる人間はナメられにくい」というのを成長過程で学んで、それが染み付いたんでしょう。
更に私は「毒舌」や「ブラックジョーク」と呼ばれる種類の笑いを面白いと感じやすいタイプだったので、それらの影響も受けたと思います。

しかし先述の通り、時々怒られる事もあります。
これは割と最近親から注意を受け、納得できずに言い返した時の話です。(もう雲行きが怪しいw)

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発端となったセリフこそ忘れましたが、私がいつも通りの口調で喋っていたところ「孫ちゃん(私の娘)が真似するからやめろ」とのお叱りを受けたのです。
子どもは何でも親や周りの大人を真似しますから、「真似されて困る事は子どもの前でしない方が良い」というのは正しい考えです。
それを分かった上で、私は反論しました。

と言うのも、私の言葉遣いって「ただ口調が荒々しいだけ」なんですよ。
例えば攻撃にしろ自虐にしろ死を連想させるような言葉とか、ある特定のグループ全体を悪口として使ってしまう事によって言われた人も悪口に使われてしまった人達も同時に傷付けるみたいな差別用語(ホモ、ガイジ等)とかは一切言わないんです。

更にうちの娘めちゃくちゃ可愛いんですよ。
小さいから可愛いという年齢由来のものでも、我が子だから可愛いという親バカ由来のものでもなく、赤の他人から見て「大人になっても美人だろうな」という、顔面偏差値的な意味で容姿端麗なんです。
そんな顔立ちの整った子が大人しめに育ってしまうと、色んな意味で関わるべきでない人達を引き寄せてしまうと思ってて、どちらかと言うとギャルっぽく、なんならヤンキーっぽく育ってくれた方が自衛になるとまで考えているんです。

だから「ただ口調が荒々しいだけ」の汚い言葉遣いで、他人を傷付けるような言葉は言っていない時点で「娘に真似されてもいい」と思って喋っている所はあるんです。
それに、親に怒られたトリガーとなった言葉が確か「食える」だったんですが、この「食う」の活用形シリーズに関してはまぁまぁ深い理由があるんです。

突然ですが、ら抜き言葉をしていない正しい日本語って、「可能」「受身」「尊敬」の3パターンの意味合いに取れてしまうんです。
例えば「食べられる」なら、可能は「食べる事ができる」という意味なので、アレルギーや好き嫌いを尋ねる時の「イクラって食べられる?」が「可能のられる」です。
次に受身は、人間って食物連鎖のトップに君臨してるんであんま食べられる機会はないと思うんですが「人食いザメに食べられちゃう」みたいな、これが「受身のられる」です。
最後に尊敬は、もしかしたら方言の可能性もあるんですが、少なくとも私の住む地域では老若男女が当たり前に使うめちゃくちゃメジャーな表現として「先輩もこれ食べられますか?」って感じで「召し上がる」と同義で使われるんです。

とにかく、文脈で分かる事が多いとは言え、「食べられる」1単語だけだと3パターンも意味があるってややこしくないですか?って話で。
そこで私は「ら抜き言葉をした間違った日本語は絶対に可能の意味合いでしか使わない」という事実に気付いたんです。
「食べれる」は100%「食べる事ができる」であって受身や尊敬の意味には絶対ならない。

だから私は、「ら抜き言葉はややこしさ回避として有りなんじゃないか」と考えているんですが、中学時代の国語の先生がめちゃくちゃら抜き言葉反対派で。
国語の先生なら誰でもそうでしょって‪思うかもしれないけどそんなもんじゃなく、もう「ら抜き言葉撲滅隊隊長」みたいな人だったんですよ。
だから本当はこの先生に「ら抜き言葉がややこしさ回避として有効だ」っていうプレゼンをして、ちゃんと言い負かしてから正々堂々「食べれる」という間違った日本語を敢えて使おうと思ってたんですけど、この方定年いかないぐらいの年齢で亡くなられた(=お亡くなりになった)んです。

だから「ら抜き言葉の是非」についてバチる相手がいなくなっちゃって、ら抜き言葉をする/しないの件はずっと保留にしてるんです。
でもやっぱり「ら抜き言葉をしていない正しい日本語」は可能/受身/尊敬の3パターンの解釈ができてしまってややこしいから、ら抜き言葉はせずにややこしさは回避したいと考えた結果が「食える/食われる/召し上がる」だったんです。

「食える」は100%可能の意味合い、「食われる」は100%受身の意味合い、「召し上がる」は100%尊敬の意味合いにしか使わないし、亡くなった恩師が大嫌いだったら抜き言葉もしてない。
それに気付いて以来、「食う」の活用形シリーズは「汚い言葉遣いだと分かっていながら」解禁したんです。

親はこれで論破できたんですが、皆さんはどう思いますか?
「口調が荒々しいだけの人」と「人を傷付けるワードを平気で発してしまう人」は全然違うと思うし、「他人をナメてる人間からの搾取を免れる為」や「ら抜き言葉をせずにややこしさ回避をする為」など考えがあっての汚い言葉遣いと、何も考えてない汚い言葉遣いも全然違うと思いません?【完】

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次回#3

A:ルッキズムを多角的に考えてみた
B:世論と違う意見を持ってるシリーズ
C:好きな寿司ネタ

どれが良いですか?(まだ1文字も書いてないけどAとBが目安1000~10000字、Cが1~10字の予定)

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