セラムン二次創作小説『Without You』




ルナPは私の大切な相棒だよ。今までもこれからも、ずっと……


ルナPが初めて私のところに来たことは、今でも鮮明に覚えているよ?


公務で何かと忙しいパパとママが、一人寂しくクリスタルパレスでお留守番している姿を見て、何もしてあげられない代わりにって誕生日プレゼントとしてやって来たんだよね。


ママの側近猫のルナにそっくりな上に、顔だけでびっくりしちゃった。


「スモールレディ」


私の名前を呼んだ時も、言葉が喋れるって驚いたし、浮遊して私の周りを飛び回ってるのも凄いなって思ったんだ。

まるでパパとママに守られてるみたいで、何だか安心した。


それだけじゃ無い。まるで魔法の様に何でも出来るロボットで、飽きない。


ずっと、どんなメカニズムになってるんだろうって思っていたけど、パパのゴールデンクリスタルとママの銀水晶の力で出来ていたか不可能な事なんて何も無かったんだね。


繋ぎ目もないし、どうやって作ったんだろうって不思議に思っていたけど、パパとママの二つのクリスタルの力から作られたロボットなら色々納得がいくね。


だからルナPのお顔はママの側近猫のルナに似てるんだね。納得だよ。


二人の力で出来た大切な愛の結晶のルナP、いつまでも大切にするね。


だって一人ぼっちで寂しい時も、いじめられていた時も、ルナPはどんな時でも側にいて見守ってくれていたもんね!


私にとってはかけがえのない大切な、いなくてはならない存在だよ。


ダイアナも大切なお友達だけど、同じくらい大切に思っているよ。


思えばダイアナより長いよね?


過去にも一緒に着いてきてくれて、ありがとう。


ルナPがいたから、過去に行く決心が着いたし、過去で何とか頑張れたんだよ。嘘じゃないよ?


私がブラックレディになった時も、ルナPはずっと私を気にかけて呼んでくれていたのに、邪険に扱ってしまってごめんね。


あの時の私は私じゃないし、覚えてないんだけど、そんなの言い訳にならないよね。


これからはいついかなる時も、そんな邪険に扱ったりしないからね!


セーラー戦士になった時も、ルナPは私に武器を授けてくれたよね。あれ、とっても嬉しかったんだ。私もこれで戦士の一員としてみんなの力になって戦えるって、認めて貰えたのかなって嬉しかった。


だから今度は私がクイーンとなってこの地球を統司する時も、傍で支えてね!


私達の友情はずっと変わらず永遠だよ!

私が死ぬまで見守っててね!

だからルナP、壊れず現役で活躍してね!

ルナPなしの人生なんて、考えられないんだからーーー





おわり



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