タイトルにそんな意味があったんかい選手権
「そんな意味があったんだ!」と、読む前と読んだ後で認識するタイトルの意味が変わる作品といえばやっぱり『進撃の巨人』。
読む前も、読み始めてからも“巨人が進撃してくる”という意味のタイトルだと思っていた。
本当の意味がわかるのは22巻でのこと。アニメでいうとシーズン3の終盤。
進撃は34巻で完結なので、およそ物語が2/3進むまで読者を騙し続けていたのもすごい。さすが諫山。
(中には進撃“の”巨人という文法の違和感から考察していた人もいるそう。すごい。さすが進撃読者達)
でも私が進撃以外にも「そっちかい!!!!」と見事に騙された作品がある。
『推しの子』だ。
『推しの子』というタイトル、アイドルのアイを全面に押したキービジュアル。
この子が“推しの子”かあと読み始めて
1話の最後で“推し”の“子”とわかった衝撃。
なんというシンプルで美しいミスリード。
たった4文字の言葉に騙されてしまった。
あの時の衝撃は今でもたまに思い出す。
他にもそういう作品があるか気になるけど、「この作品はタイトルに騙されるよ!」と聞いた時点で半分ネタバレみたいなものなのでやっぱり自力で出会うしかない。
この2作以外にも出会えることを信じてこれからの人生もいろんな作品に手を出していかなければ。
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