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PSYCHO-PASS

あおむんです。

「好きなアニメいくつか挙げて」と言われたら必ず真っ先に出るのが『PSYCHO-PASS』。

もう何ループも観た作品ですが、久しぶりに観直して、改めて良さを実感したので、今日はその魅力について語ります。

そもそもどんな話なの?

人間のあらゆる心理状態を数値化し管理する巨大監視ネットワーク〈シビュラシステム〉が人々の治安を維持している近未来。
あらゆる心理傾向が全て記録・管理される中、個人の魂の判定基準となったこの計測値を人々は「サイコパス(PSYCHO-PASS)」の俗称で呼び習わした。
犯罪に関する数値〈犯罪係数〉を測定する銃〈ドミネーター〉を持つ刑事たちは、罪を犯す前の〈潜在犯〉を追う。

PSYCHO-PASS公式サイトより

PSYCHO-PASSで描かれている世界(2112年の日本)では人間の『犯罪を犯すかもしれない』可能性が『シビュラシステム』という仕組みで数値化でき、その指数を『犯罪係数』と呼んでいます。

犯罪係数が100を超えてしまうと、強制的に更生施設に送られて、セラピーや投薬で数値が下がるまでは出られません。

また、犯罪係数が規定値を超えた人を危険人物とみなし、『潜在犯』として取り締まっているのが厚生省の公安局です。

その公安局 刑事課の監視官 常守朱(つねもりあかね)や執行官 狡噛慎也(こうがみしんや)達が携帯する銃のことを『ドミネーター』と言いますが、これは相手に向けるとシビュラシステムと繋がり、犯罪係数を計測するスキャナの役割も果たします。

そして、その犯罪係数が100を切っているとトリガーがロックされて打つことはできません。
逆に、犯罪係数が100を超えているとパラライザーという麻酔銃を打って潜在犯を捕獲します。
そして…犯罪係数が300を超えている場合、エリミネーターというモードになり、潜在犯を破裂させて抹殺します。
ついでに説明しておくと、対象が人間ではない脅威(ロボットなど)の場合、デコンポーザーという対象を消滅させるビームを発射できます。

このように、人の犯罪係数が可視化できる時代で一定の基準を超えている人を排除する”安全な世の中”なはずなのに、様々な事件が起こり、”人間が”対処していく、という話です。

どんなところが魅力なの?

徹底された監視社会のリアリティ

PSYCHO-PASSの世界では公安局のドミネーターだけでなく、街中の防犯カメラなどでも日常的に人々の犯罪係数が計測されています。
この街頭スキャナで異常値を検知すると、公安局がドミネーターを携帯して潜在犯の捕獲に向かうことになります。

この、徹底された監視社会、実は現実世界でも近しいことが始まっていて、AIに学習させた『人の行動の違和感(歩き方や挙動など)』を検知する防犯カメラが様々な企業で開発されています。

犯罪が減ったり、危険を回避できるようになる社会はとても良いように思えますが、必然的に社会での自分の言動が監視されているということが表裏一体となります。

「犯罪を未然に防げる世界っていいよね!」ということが全面に押し出されている世界をアニメとして観ながら、「本当にこれでいいのだろうか?」ということを常に考えさせられる深い作品だと思っています。

個性豊かなキャラクターにハマる!

挙げればキリがなくなるくらい魅力的なキャラクターがたくさん登場しますが、第1期での私のイチオシは、敵として登場する槙島聖護(まきしましょうご)と仲間の執行官 縢秀星(かがりしゅうせい)です。

どちらも深く語ってしまうとネタバレを踏んでしまうキャラなので、ここでは言いたい気持ちを抑えておくことにします。

第2期以降にも素敵なキャラがどんどん出てきますので、初見の方はお楽しみに!
既に観ている方は私と一緒に「うん、うん!」と頷いておきましょう(笑)

そして、その魅力溢れるキャラクターデザインの原案は、週刊少年ジャンプで『家庭教師ヒットマンREBORN!』を連載されていた天野明さんが行われています。

ドミネーターがかっこいい!

物語の中核を担う銃のドミネーター。
正式名称を『携帯型真理診断・鎮圧執行システム・ドミネーター』と言いますが、銃を握った人にしか聞こえない指向性音声で犯罪係数を読み上げたり、銃のモード変更を伝えます。
このドミネーターの音声のCVが日高のり子さんなんですが、まぁめちゃくちゃハマり役で…!
日高さんの「携帯型真理診断・鎮圧執行システム・ドミネーター、起動しました」という抑揚のない機械的な音声を聞くだけで、グッと気持ちを掴まれます。

物語の本筋とは違いますが、このドミネーターの音声やモード変更の際に変形するギミックなども注目ポイントです。

ちなみに、このドミネーターは忠実に再現されたものがCEREVOというメーカーから発売されています。

「要らないけど…欲しい…!」という思考のループがこの10年くらい自分の中で続いています(笑)

音楽がかっこいい!

OPもEDもPSYCHO-PASSの世界感にあったかっこいい曲なんですが、なんと言っても作中の挿入曲を一貫して手掛けている菅野祐悟さんの曲が素晴らしい!
メインテーマも印象的でかっこいいですが、ぜひドミネーターの躍動的な曲も聴いて欲しいです。


って…!PSYCHO-PASS愛を語り出したら、あっという間に2,000文字を超えてしまいました!
そして、全然まだまだ語り尽くせない…(笑)

かなりの方を置いてけぼりにしてしまったと思いますので、本日はここまでにしておきたいと思います。
機会があれば、また一人語りさせてください。

とにかく、観ていない方はぜひ!(ちょいグロい表現は覚悟してね)

ではまた!

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