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阻害される発展

あおむんです。

日本国内ではあまり利用している人を周りで見かけないですが、世界で9億人以上のユーザーがいる『テレグラム』という通信アプリを運営している会社のCEOがフランスで拘束されてニュースになっています。

これ、遠い異国のあまり知らないアプリ(会社)のCEOが捕まったというふわっとしたニュースですが、結構大変なことなんです。
以前『Winny』という映画を観たという感想を書きましたが、今回も少し似ているような感じがしました。

というのも、『包丁を作った職人はその包丁で誰かが殺されてしまった場合罪に問われるのか?』という毎回議論になる話なんですが、殊更インターネットやプログラムの技術の分野になると「悪用されるものを作ったやつが悪い」という雰囲気になります。

もちろんできるだけ犯罪に使われないような工夫や啓蒙活動は必要かもしれませんが、結局犯罪を犯す側は今回のアプリが仮に停止されたとしても他のツールを使って悪事を続けるだけです。
むしろ、もしかしたら人の役に立つことに使われたり、誰かが救われることもあったかもしれない技術の発展を阻害されたのだとしたら。
それは非常に悲しいことです。

身近な例えで言うと、「はい、みんなが使っているLINEは犯罪者の連絡手段にも使われる可能性があるから禁止ねー」ってなったらどうですか?
使う使わないは個人の自由に委ねられるべきですよね。

様々な観点や調べを進めた結果なのだとは思いますが、技術や文化の発展が止められないように願うばかりです。

とかなんとか言っておきながら、取り調べが進んで『実は犯罪に使えるように工夫した』なんて自供とかが出てきたら言語道断なんですけどね。
このニュースがどう進むのか、見守りたいと思います。

ではまた!

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