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「ひとりの人」の感覚をたもつ大切さ:嵐のドキュメンタリーを見て
普段「アイドル」の類は全く興味がないのですが、
「嵐」のドキュメンタリーを見て、
思わぬ感動をした話を書いてみたいと思います。
「ARASHI’s Diary -Voyage-」(アラシズ ダイヤリー ボヤージュ)
日本時間2019年12月31日17時よりNetflixで配信開始された
嵐のドキュメンタリー。
28か国語にて全世界190か国で配信。
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「嵐」の活躍
1999年、ハワイにてデビュー
全楽曲 409曲
CD総売上 4126万枚
コンサート 520公演
総動員数 1400万人以上
シングル売上首位 53作(日本歴代1位)
DVD売上首位 20作(日本歴代1位)
2018~19年、デビュー20周年を記念した全国ツアーが行われます。
『ARASHI Anniversary Tour 5×20』
2018年
11月16日、17日、18日:札幌ドーム
11月30日、12月1日、2日:福岡ヤフオク! ドーム
12月7日、8日、9日:東京ドーム
12月14日、15日、16日:ナゴヤドーム
12月23日、24日、25日:東京ドーム
2019年
1月11日、12日、13日:京セラドーム大阪
『ARASHI Anniversary Tour 5×20』andmore
4月13日、14日:ナゴヤドーム
4月18日、19日、20日:東京ドーム
4月28日、29日:福岡ヤフオク!ドーム
5月17日、18日、19日:札幌ドーム
8月30日、31日、9月1日:京セラドーム大阪
10月30日、31日:東京ドーム
11月14日、15日、16日:札幌ドーム
11月21日、22日、23日:京セラドーム大阪
11月29日、30日、12月1日:東京ドーム
12月6日、7日、8日:福岡ヤフオク!ドーム
12月13日、14日、15日:ナゴヤドーム
12月24日、25日:東京ドーム
全50公演、総動員数237万5000人
「活動休止」の発表
活動休止に関しての、5人のそれぞれのインタビュー映像が流れます。
大野君の言っていた「自由になりたい」。
そして、「もう38なんだよ。」という言葉。
「この20年を、もしもう一回やりたいかというとやりたくない。」
というニノの言葉。
ツアーで、一度に5万人が集まる「狂騒」。
大きな経済を動かし、関係するスタッフの数も膨大です。
自分たちのコントロールの範囲を超えるほどに
大きくなってしまった影響力。
それを「辞める」という決断。
そこに至るまでに、どれだけの葛藤があったことでしょう。
アイドルは着せ替え人形だと思っていた
ドキュメンタリーは、ツアーの制作風景から始まります。
松潤が、ステージのクリエイティブのディレクションを行っています。
選曲
曲順
流れ
衣装
演出
サイネージなどのビジュアル
これらを一から。
選曲からはじまり、構成を組んで流れを確認し決めていく。
何日も何日もかけて。
今回のライブツアーでは、アート・映像・テクニカルなどで日本を代表する映像集団・teamLab、WOWとのコラボも実現。緞帳(どんちょう)、ゴンドラ、衣装で計200万個のスワロフスキー・クリスタルを使用したオープニング演出や、5大ドーム初となる、アリーナ外周を走る「ARASHI MOVING STAGE」など、盛りだくさんの内容となっている。
「アイドル」というと、全てをお膳立てされた
「着せ替え人形」のイメージでいました。
そこには、「40前」の「(地道に)仕事をしている」男の姿がありました。
キャパを超えるものをもってしまったとき、どう自分を保つのか
何万人もの歓声に、答え続ける日々。
どこに行っても「キャーキャー」と言われる存在。
自分のキャパを超えたものを手に入れてしまった時に、
どうしたら自分を保てるのでしょう。
ドキュメンタリーでは、一人ひとりのプライベートにも触れています。
相場君は「ボクシングジム」に通っています。
ジムのトレーナーの方が言っていました。
「アイドルというと、最初は違うイメージを持っていた。
しかし、コンサートのアンコールが終わった直後に
“明日の7時半はどうですか”と連絡をよこしたり。
紅白の司会の日の朝も来た。
本当に、ルーティーンの人なんだなと思った。」
最後まで前を向く
活動休止まで1年半を残した2019年夏の、
「世界進出」にむけての動きが、映し出されています。
2019年の夏には松本潤とスタッフが渡米し、世界進出に向けた交渉を展開。
当初は世界進出にあたりどのプラットフォームで公開するか迷っていたものの、
松本潤は海外の音楽プロデューサーやディレクターとも物怖じすることなく交渉し、自らの意見を主張。Youtubeの音楽部門責任者の勧めにより、全てのプラットフォームで公開する事を決断。
5人の、「最後まで前を向こう」という姿勢が見て取れます。
(松本) 2020年末に休止するにあたり、クローズする形でなくチャレンジする形で終えたい
(二宮) 走り続けたい、先のことは先で考えればよい
(相葉) チャレンジしないで後悔するよりはチャレンジして失敗する方が良い
(大野) 世界に嵐を見てほしい、ついていこうと思う
(櫻井) 後から嵐良かったよねと言われたい、出し惜しみしたくない
ともに「仕事をする」ということ
私が応援しているジャズグループのライブにいったときに、
メンバーの一人が言っていました。
「このメンバー(3人)で何年もやってこられたことに感謝している。
バンド活動をずっと一緒にやっていける人を見つけるのは、
結婚相手を見つけるより難しい」と。
ステージのディレクション、「世界進出」も
松潤がメンバーに提案しています。
嵐のプロデューサーは松潤だったんですね。
他の4人は松潤を尊重し、立ち位置を守りながら全力で協力します。
20年もの間、同じメンバーで「会社を継続する」ことが難しいことは、想像できます。
嵐を成長させてきたのは「メンバー自身」だったのですね。
最後は人間
ラストステージでの大野君の言葉
僕は、このメンバー4人と20年以上一緒にいますが、一番思うこと、感謝していることは、人としての人間力、人間性だと僕は思っています。
気配り、気遣い、感謝の気持ち。
人に良くされたら「ありがとう」を必ず言う。人のことを一番に考えて、行動する。
簡単なようで、なかなかできることではないと、僕は思っています。
※こちらのnoteでラストステージのことが書かれています。
(引用させていただきました。ありがとうございます!)
感動しますよ!
どんな人であっても、ひとりの人間。
彼ららしい、人生の新しいステージを見せて欲しい。
心から応援したいと思いました。
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