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中長期で考えたい内装のリフォーム:ドア・建具

人は良くも悪くも慣れるもの(笑)
変わった状態をイメージできません。
「内装」は部屋のイメージを一新させます。
「気持ち」が変わりますよ!

要素を分解してお伝えしています。
今回は、ドアや建具についてです。

内装は壊れたりはせず、日々の変化に気付きにくい。
しかし、実際にリフォームすると
「こんなにイメージ変わるー--!」
となります(笑)。
計画的に、「素敵な暮らし」を考えたいですね。

では今回も、リフォーム
・タイミング
・メリット
・掛かる費用
・工事は大変か

について、解説したいと思います。

※細かいことですが、通常「ドア」開き扉を言います。
引戸(スライドドア)やクローゼットドア、
襖(ふすま)なども含めて、「建具(たてぐ)」が総称です。
なので「建具」という言葉を使いますね。


タイミング


建具は10年くらいから、金物の不具合が出てきやすいです。
丁番やレバーハンドル、横にスライドするものなら戸車など。
「ネジが緩んだだけ」だったり、埃が絡んだだけ
ということも結構あります。
まずは、よく見てみてくださいね。
15年から20年くらいで、面材(めんざい=扉の素材)の
変色や、端のほうの「はがれ」などが気になってきます。


デザイン要素を考える


建具は、室内デザインの要素としては結構大きいです。
木彫(きぼり)調の重厚なものと、
シンプルで軽やかなデザインのものとでは
随分雰囲気が変わりますよね。
もポイント、家具との調和を意識したいところです。

このとき、「見せる」ドアか、そうでないかを考えましょう。
たとえば、クローゼットのドアは「壁」として考える。
こういった「白いフラットなもの」は値段は安いです。


インテリア要素
の高いドアは、高くても個性的なものに。


機能を考える


この機会に、人の「動き」も確認しましょう。
「開き」を引戸に変えるなど、です。
実はドアが無くても良いという場所もあります。
(リビングとキッチンの間など)

引戸の良さは、開閉のときに人が動かなくてよいことです。
また、開く軌道スペースを必要としません
洗面所やトイレや物入れなど、狭いスペースに特に有効です。

また、開けっ放しにしたときに収まりが良いです。
ただし、「引き込める壁」がないとできません。

最近は、狭いスペースで「ドアの軌道」の小さい「中折れ戸」などの商品もあります。


また、「間仕切り」に使う建具も増えました。
結構値段は張ります。

閉めた時にしっかり「壁」に見えるパターン。
子供部屋の間仕切りなど、プライバシー重視です。
このパターンは値段お安めです。


お互いに見えないけれども、閉塞感は和らぐパターン。
こちらは値段お高めです。


建具も「商品」で、本当にさまざまあります。


工事は大変か?


ドアの交換の工事は、結構大変です。

建具は、昔は「建具屋さん」が作るものでした。
今は住宅建材メーカーが作る「既製品=商品」を使うことがほとんどです。
既製品はドアと「枠」はセットのため、壁を壊すことになるのです。

工程としては既存のドアと枠を外して、新しいものを取り付けます。
壁の補修をして、最後にクロスを貼り替えることになります。
結構大がかりなんですね。
を外さず再利用して、建具を「建具屋さん」が作る場合もあります。

費用的にはどっちもどっちですね。。

掛かる費用


関係する工事の範囲が大きくなるにしたがって、費用も掛かります
間仕切りドアを「今無いところにつける」などは、比較的簡単に出来ます

商品の値段は、本当にピンキリです。
製品の素材大きさ形状(開き、スライド、折戸など)によって
かなり金額差があります。

商品は、素材印刷技術接着剤など進化していて、
シートにプリントされたものだけれど
「木にしか見えない」ものなど、沢山あります。

とはいえ、プリントものは時間が経つと
やっぱり自然のものとは風合いが違ってきます。
「本物の木が良い!」という場合も
面材に「(本物の)木の薄板」を貼ったものなども沢山あります。

ちなみに扉は「木を掘って」作られていると思っている方が
いるかもしれません。
框(かまち)ドアと言いますが、
よほど「重厚感」を出したいとき以外は使いません。
値段も高いですが、重いため丁番がダメになるなど
使い勝手はよくありません。
通常のドアは「フラッシュ」と言って、中は空洞なのです。
話がニッチになりすぎ(-_-;)

さて、建築の話、各部位ごとにポイントがたくさんあるんだなー
ということがお判りいただけたかと思います。

リフォームする時には、今の使い勝手を見直してみましょう。
せっかくなのでデザインも!
良いリフォームをしたいですよね!

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