ちゃんぽん入り、というのは。
あの極太のちゃんぽん麺を入れるのではなく、そばとうどんの両方を入れること。
混ぜて入れることもあれば、きれいに半分に分けて入れることも。(片側を食べればそば、片側はうどん、という風に)
…ということを、私はここへきて初めて知りました。

定休日前は大抵残った材料で一品か二品作ってくれる。海鮮が余れば塩焼きそば、キャベツやモヤシが余れば野菜炒め。生地が余ればクレープみたいに焼いてくれる。蜂蜜やメープルシロップをつけるとデザートに。
今日は何かなと思いながら、もし余らなかったら困るのでやっぱり何か作っている。

今日の賄い、そばロール。
卵と豚肉でそば、チーズ、ねぎを巻いたもの。
若い人に人気の一品。

春がきた。

暖かい陽を浴びてキャベツもホッとほころぶのかな。
緩く巻かれた葉は切っているうちにハラハラと剥がれ落ちてしまい、同じ幅の千切りにするのはなかなか難しくなるけれど。

キャベツにも春がきた。

今日の賄いは娘の試作品。
チーズを上にトッピングでなく中に入れ、そばをカレー粉で炒めて。ソースとカレー、意外とよく合う。娘と半分こ。

3㌔の牛スジを煮込む。トッピング用、一品料理としても。母から教わった秘伝のレシピ、やっと全てを任されて私の仕事になった。作っても作ってもすぐになくなってしまう。

人生何が起こるか分からない

『まさかここでお好み焼き屋をするとは』

心の底からまずそう思っているのは、間違いなく夫だろうと思います。元々技術畑の人。その営業を経て化粧品業界へ(それもスゴい)。そうして今ここ。

お店を継いでもうすぐ１年。

毎日鉄板の前で華麗に…いえ、巻いたバンダナで汗水を隠しヘラをふるっています。

飲食、お持ち帰り、配達。
店内では２つの鉄板で流れ作業のように焼いていきます。

お昼時、夕食時は同じ時