出合えてよかった「本」・・・具体と抽象。
具体と抽象を考えられると、問題の答えを導きやすくなる。この思考法を軸にして、後輩の指導にあたる。
具体と抽象とは?
具体化
具体化とは、自由度を下げること。抽象化は自由度をあげるのに対し、具体化は、自由度を下げる。つまり、選択肢を絞りそのことを具体的にしていく。問題点を絞ることにつながります。
抽象化
抽象化とは、まとめて一つにすること。具体化されたのもの見方を、俯瞰して見る。つまり、上のほうから見ることでそのことの周りが見えるようになり、問題の発見につながります。
具体と抽象の関係
具体と抽象を往復して考えることで、発想を広げることが出来る。具体化して狭い視点でものを見ていると、問題点に気づけないことがあります。しかし、具体化したものを抽象化してみることで視点が広がり問題点に気づけるチャンスが広がります。
具体と抽象の例
ということを考えると、「腹痛」と「症状」というふうなことにつながります。指導の場面では、「症状があって・・・」などとアセスメントがあった際に、どんな症状?具体的には?などと発問して病態生理を明確に言語化出来るように指導しています。
具体と抽象のオススメの本
「具体ー抽象トレーニング(細谷 功)」オススメな一冊です。じっくり時間をかけて読み進める。何度も読み返し読んで理解する。価値ある一冊です。
まとめ
具体的に見ていることを、抽象的に見れるようになること。つまり、物事を俯瞰して見ることで問題点の明確化につながりやすくなる。抽象的な表現を具体化することが、思考の整理につながっています。
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