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【エッセイ】流れるように過ごした日

なんだか今日は、みんなの直感が冴えたおかげでスムーズな1日だった。

決まった約束に合わない時間で違和感を感じつつ行ったら案の定母の勘違いで、先に用事を済ませるからと1時間待ちぼうけになる。その間に途中だった吉本ばななさんの文庫を読みすすめる。持ってきてて良かった、おかげであっという間に時間になった。

用事が済み、スッキリして一緒に行く私の妹を迎えに。伝えていた時間が変わったが、準備をゆっくりできたようで着いたらすぐに出て来てくれた。

いつも遅れがちだから早めの時間を伝えておくのも今後は有効かもしれないというのは黙っておこう。

私は後ろに乗り、ゆっくりまた本を読む。
母と妹は1時間くらいある目的地まで、ずっと話しながらナビを確認したりしてガヤガヤしていた。
目的地付近になって、昼ごはんはどうするの?と聞いたら駐車場に停めて近くに何かあったらというので、ふと以前に行ったお店がこの近くにあるような気がしてナビで調べる。後、900m程先だった。
少し戻ることにはなったがそのおかげで、反対車線にあった店に入りやすくなった。

昼時、予想通り混んでいた。
名前を書いてトイレだけ済ませて、車で待っていようと伝えたが、母はすぐ呼ばれるだろうからとそのまま店に。そんなすぐにはと車に戻ったが、思っていたよりかなり早く順番が回ってきた。母が店にいてくれて助かった。

メニューから食べる物を選ぶ。
夏真っ只中、少しバテ気味で食欲もさほどない。いつもなら無難な物を選ぶところをあえて、これを食べて幸せを感じている自分をイメージしながらメニューを見る。ケールのサラダとステーキ、パン、ノンアルビール。すぐに決まった。なんでこれを選んだかなぁということも少しあったがそれにした。

大正解だった。全て美味しくて、とても楽しく満足する物になった。量もちょうどいいくらいで、お互いに頼んだ物をシェアしたことでみんなも満足して、同じタイミングで食べ終わった。

母が支払いをして、先に車に戻っておいてと言われ行こうとしたが、妹がお母さんたぶん駐車料金の支払い方わからないとその前で待つ。母が来て、これどうするの?と。待ってて良かった、ナイス妹よ。暑い中、母の車の行ったり来たりが無くなった。

その後は楽しく目的地で過ごし、無事に帰宅。

遅くなったが、先に用事を済ませていたから妹の家に新しく家族になった保護猫にも会えた。もう、可愛すぎて癒された。

毎日色んな選択をして、会話をしているんだなと書いていて改めて感じた。何も考えず、受け入れ、ただ楽しんだだけ。いつもと違っていたのは、自分の意識の置き場所と感覚。

何も求めず、今その時を自分の心地よいように過ごす。簡単に思えること、実は意外と難しい。どうしても感情が乗っかってくるから。時間を勘違いした母に私が機嫌悪くすることもできた。そうしていたらまた違った1日になっていただろう。

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