自己表現と商業主義についての自分の悩み
こんにちは。アンズといいます。普段自分の頭の中の世界を、主に漫画とかイラストとして発表している創作者です。
今回は初投稿でいきなりネガティブな内容なのですが、、
数年前からずっと悩まされている問題について、自分なりに思考のメモ書きをしておこうかなと思います。
テーマはズバリこれ!
「クリエイターの表現したいことと、世間の需要のバランス」
これは現在進行形で私が悩んでいることです。
明確な解決策を書いているわけではありません。
この記事で伝えたいことは、こうすればいいんだ、という話じゃなくて、難しいよね〜どうすればいいんだろうねっていう話です。誰かへるぷみー。
本題に入ると、私は最近、制作のための資金と、仕事に繋がるきっかけのためにコンペに応募しました。そしてテーマに沿って、普段は絶対描かないジャンルの絵を描いたのですが、これがかなり堪えてしまいました。
こんなことで?と思われるでしょう。
描いて投稿するまではよかったのです。
自分的には最高傑作で、コンセプトも自信がありましたし、いい賞を狙えるんじゃないかとウキウキして、布団の中で調子のいい夢まで見ました。
しかし、作品を人に見せたとき、思いのほか反応が薄くて、それで一気に自己評価が低くなってしまったのです。
評価は様々な要因で変わるので、作品の価値に直接関係するわけではない。だから、あまり気にしないようにはしたいのですが……。
でも考えていくうちに、「この絵、あんまり良くないね」じゃなくて、単純に人の目に届いていない。または、普段見てくださる方々は、私の作風を好きでいてくださっていたんだろうなと思い……。
その優しさとか、温かく応援してくださる気持ちを、私は裏切ってしまったんだろうかと、変わってしまった自分を虚しく感じてしまった。だから、こんな記事を書くくらい、落ち込んでしまったんだなと思いました。
版権を描いても、普通はその方が伸びるのに、私の場合、そうならない。単純に作品の浅い部分しかすくえてないから……?とも思ったのですが、これも私の作品を見てくださってる方は、版権じゃなくて、私の世界を見てくださっているからなのかもしれません。
しかし、温かい気持ちになりながらも、苦しい気持ちにもなってしまう……。
どうしてなんでしょう。
こんなに答えは見えているのに。自分の作品を描き続ければいいじゃない。
でもなぜかできない。焦っているから?
生きなきゃいけないから、稼がなきゃ生活できないから。
世間の求めているものと、自分の作るものにはズレがあるから。
コスパの悪いものを、真面目に作ってしまう自分は、本当に時代に合わないな、と思ってしまいます。本当はそんなことなくても。SNSと向き合うと、そう思わざるを得ない。世界が高速すぎるのです。
それに、あれこれと世の中と折り合おうと、バランスを取ろうと試行錯誤しているうちに、だんだん自分の作風も迷子になってきて。。それに趣味もだんだんと変わってきた。そうすると、今まで私の作品を応援してくださっていた方の求める作品像と、今の私が正直に作る作品にもズレが生じるわけです。もう地獄。申し訳なさが募って悲しくなってしまう。
ゆっくりじっくり、続けていけば良かったのかな……。
でもそんなこと言ったって、焦るものは焦るんです……。人間だもの。生きているだけで罰金を課せられているようなものなのに。一体、誰が私の生活を保証してくれるのか……。
バイトをして、制作費を貯めて、でも全く関係ないところでどんどんお金が減っていくのは、なんだか虚しくなります。
そんなのみんな一緒だよ、とか、あなたのお金の使い方が悪いとか、こんなの書いてる暇あったら作品描けば、とか、言われるんだろうなーー。
そんなの分かってるよーっっ!!
SNSをしてると、頭の中に知らない人がいっぱい出てきて、責め立ててきます。だから保険をかけまくって喋ります。
ならやめろよ。
……と言われるでしょうが、人間関係を捨てたくないし、仕事に繋がるなら利用したいじゃナイ!!
エンドレスな呪いですねー。
でも、結局のところ、描き続けるしかないんでしょうね……。描いて描いて、やり続けるしかない。こんなめちゃくちゃな葛藤を繰り返して繰り返して。
なんて不格好なんでしょう。美しいですね。
美しく残酷な図。上手くいっている人にはどんどん回っていくものが、上手くいかない、貧しい層には回ってこない。自力で這い上がって、壁を越えなければいけない。
どうしてこんなに辛い道を選ぶのか?
それは死ぬほど絵が好きだから。
絵を捨てるなら死んだっていいって思うからです。
最後に。
わーわー喚いていますが、世間と折り合おうとしたことは決して間違いではなかったと思います。
向き合おうとして、気に入っていた自分の絵柄を1度壊したことで、最終的に一周まわって、1段階上の、大好きな自分の絵柄に戻ってこれたからです(さっきの話と矛盾するようだけど)。
その延長線で考えて、
ずっとずっと失敗しながら描き続けて、もしそれでいつか自分が壁を越えて、(また次のステージの地獄が始まるのかもしれないけど)少しでも楽になったら、、
苦しんでた自分のことをいつまでも忘れないであげたいと思います。
それで、今言えることじゃないかもしれないけど、可能な限り、頑張ってる人(それができない人も)を応援、支援し続けたいです。
とりあえず今しか描けない作品を描こうと思います。こんなに荒んで尖った時期、今しかないでしょ!(もう未来の自分を全信頼しちゃう)
がんばっちゃうぞーー!!
それはそうと、やはり悩みは継続中なので、自分で考えるべきなのは承知の上で、
なにか人生のアドバイスをいただけたら嬉しいです。
共感もうれしいです。力になります。
ではでは、またいつか。
今度は明るいお話を持って来たいな〜!