ネット情報のDD方式とNDD方式の内容って本当?
よくネットのFX会社を選択する為の情報で"DD方式"と"NDD方式"の仕組みについて発信されています。中には間違っているものと、詳しすぎてFX会社選択には関係がないものと様々まざっています。ここではFX会社を選択する為の参考として非常に簡単にDD方式とNDD方式の違いを書いていこうと思います。
まず、よくネットでは「DD方式は国内FX会社に多く、NDD方式は海外FX会社に多い」とされています。
DD方式とはユーザーがトレードで利用した資金がFX会社のシステム上でのみ取引され、実際には市場に資金が投入されない方式です。
NDD方式とはユーザーがトレードで利用した資金は実際に市場に投入される方式です。
DD方式とNDD方式の説明はあっているのですが、「DD方式は国内FX会社に多く、NDD方式は海外FX会社に多い」という箇所が少し違うのです。
このDD方式とNDD方式はFX会社毎に異なるのではなく、実際のところシステム的にはユーザーの口座毎に変更が可能なのです。
「えー!」と思うかもしれませんが本当です。変更には口座の状況である程度条件がそろう必要がありますが、極端な話同じ口座で今日はDD方式で明日からNDD方式に変更ということも可能ではあります。
ただし、このDD方式とNDD方式ではFX会社、ユーザー側双方にメリットデメリットがあります。
DD方式のメリットデメリット
FX会社のメリットとデメリット・・・
メリット・・・実際に資金投入がされていない為ユーザーの損失は全額FX会社の利益になる。 デメリット・・・ユーザーが利益を出すと会社がその分を自社で支払う必要がある。
ユーザーのメリットデメリット・・・
メリット・・・スプレッドが極端に狭く設定される場合が多く、スキャルピング等短い時間足を使う少ない相場変動の手法を取ることが出来る。 場合によっては資金以上の損失を出した場合でも追証(※追加資金の請求)が免除されるサービスをだしているFX会社もある。 デメリット・・・多数のユーザーが利益を出すとFX会社が破綻する可能性がある。 利益を出しすぎるとFX会社には損失になるため口座凍結などをされる場合がある。
NDD方式のメリットデメリット
FX会社のメリットとデメリット・・・
メリット・・・実際に市場への資金投入がされているためユーザーの損益は全く関係ない。 デメリット・・・スプレッドだけが利益になるため取引量が少なければ利益も少ない。 追証が発生した場合にユーザーから支払われなければ自社の損失になる。
ユーザーのメリットデメリット・・・
メリット・・・実際に市場への資金投入がされているので自分の口座資金はそのまま残金として直結している。 利益を出しすぎても取引量が増加する為FX会社は歓迎して口座凍結はされにくい。 デメリット・・・取引量が増加するとポジションの保有や決済時に即時実行がされずに価格がずれることがある(※スベルといいます)。 資金以上のマイナス時には追証は必須になる。 スプレッドがそこまで狭くならない。
上記の様にそれぞれにメリットデメリットがあります。 各FX会社によって基本ルールは決めているでしょうから断言はできませんが、システム的にはこの方式の変更は口座毎に変更が可能なので、国内FX会社であろうと海外FX会社であろうと、実際はユーザーのトレード状態を見て変更をしていっているのではないかと思います。
では、FX会社を選択をするには何を基にすればいいかは、どっちがどうだからいいというのはなく、結局のところ国内と海外の違いや最低取引量や取引のしやすさ等自分にメリットを感じるかどうかで検討するしかないと思います。
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