一目均衡表とは
"一目均衡表"はインジケーターのなかでも少し変わっており、下図のようにいくつもの線と雲のような表示によりトレンド転換を表そうとしているトレンド系のインジケーターになります。
相場の足は緑になりますのでそれ以外の色が全て"一目均衡表"の一部となります。
黄線・・・基準線といいます
赤線・・・転換線といいます
白線・・・遅行スパンといいます
オレンジ破線・・・先方スパンAといいます
白っぽい破線・・・先行スパンBといいます
表示させる際に設定数値をいれますが、ややこしくなりますので初期値の数値"転換線を9""基準線を26""先行スパンBを52"で説明します。
"基準線"は過去26日間の最高値と最安値の中心値を結んだ線で、中期的な相場の方向性を示します。例えば、ドル・円相場の過去26日間の最高値が120円、最安値が100円だった場合、基準値は110円となります。
”転換線"は過去9日間の最高値と最安値の中心値を結んだ線で、短期的な相場の方向性を示します。
"遅行スパン"は当日の終値を26日前に記入します。「前日比」は当日の価格と前日の価格を比較したものですが、表示されている線は当日の価格と26日前の価格を比較していることになります。
"先方スパンA"は"基準線"と"転換線"の中心を、26日先に先行させて記入します。"基準線"は過去26日間の中心、"転換線"は過去9日間の中心ですが、先行スパン1はそれぞれの中心となります。
"先行スパンB"は過去52日間の最高値と最安値の中心を、26日先に先行させて記入します。先行スパン1と先行スパン2に囲まれた部分を"雲"と呼び範囲で網のように表示され、"先行スパンB"の線の上にあるか下にあるかで色が異なっています。"雲"の外側の線が"先行スパンA"の線になります。
これら5つの線を利用してトレンド転換のサインとしていくのが"一目均衡表"です。そして買いシグナルは「好転した」といい
①転換線が基準線を上抜けたとき
②遅行スパンがローソク足を上抜けたとき
③ローソク足が雲を上抜けたとき
のことを言い、①~③すべてが揃った場合を「三役好転」といい、より強い買いシグナルとします。
この逆の場合は売りシグナルとなり、「逆転した」と言います。3つの売りシグナルがそろった場合は「三役逆転」といい、より強い売りシグナルとなります。
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