移動平均線とは
FXのインジケーターで代表的なものが"移動平均線"といいます。移動平均線はトレンド系に分類されます。
移動平均線は表示させている時間足のチャートから設定で入力した本数分前の終値の平均値を連続してつなげた線となります。
移動平均線にも細かくは何種類かありますが、図は最も一般的な"単純移動平均線(Moving Average)"といいます。この線を基にすると相場が上昇しているのか下降しているのかの判断をしやすくなります。一般的に移動平均線よりチャート足が上にあると上昇傾向、下にあると下降傾向といわれています。そしてこれら上昇傾向や下降傾向のことをトレンドといい、"上昇トレンド"、"下降トレンド"といいます。
図では2本の移動平均線を設定しています。赤線が20で設定、黄線が200で設定をしています。20の場合は20本の終値の平均値の線、200は200本の終値の平均値の線になるため、黄線の方がなだらかなカーブになっています。
移動平均線は設定本数によって"短期""中期""長期"と3つにわけられますが、明確な数値設定はありません。ちなみに図の赤色線は短期、黄色線は長期に分類されます。
そしてこれら3つの移動平均線がクロスする部分を"ゴールデンクロス"と"デッドクロス"といいます。図では赤線が黄線の上にあったのが下に抜けています。このように短い設定数値の線がより長い設定数値の線を上から下に抜けるクロスを"デッドクロス"といい代表的な下降トレンドに入るサインといわれています。この逆に短い設定数値の線がより長い設定数値の線を下から上に抜けるクロスを"ゴールデンクロス"といい代表的な上昇トレンドに入るサインと言われています。