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エリオット波動とは

"エリオット波動"はFXで代表的な法則の一つとなり、長期的なトレンドの変化をみる法則となります。

エリオット波動はフィボナッチ数列(黄金比率)を基礎に考えられ、相場もこの周期から構成されているという考え方です。下図の様にエリオット波動ではトレンド方向への5波、その後トレンドと逆方向A~Cの3波の合計8つの波動で構成されるといわれます。

エリオット1

下記のようにそれぞれの8波も小さい時間軸でも8波動で構成されているといわれています。

エリオット2

全ての波が波動に含まれるわけではなく下記の3パターンに一つでも当てはまると波動としては考えないルールがあります。

①2波が1波の始点を超えた場合                   ②4波が1波の終点を超えた場合                   ③1波3波5波の中で3波が一番短くなった場合

エリオット3

また、波動にはエクステンションという現象が発生することがあります。 エクステンションとは本来1つの波のはずが5波動計算ができる波が現れる事です。エクステンションは1波3波5波で発生し、通常3波で起こることが多いですが、いずれか1つの波で起こると他の2波では起こらないとされています。

エリオット4

また、トレンドが転換する際の5波では時間軸を小さくした際に基本ルールとは異なった5波となることがあるとされています。          ※各波動が5+3ではなく3+3+3+3+3となる事がある。
※4波が1波の終点を超えたり、3波が一番短くなる事がある。

エリオット5

エリオット波動が長期トレンドの参考にされるという理由の一つとしてフィボナッチ数列を参考に相場変動率が計算することができるとされトレード時の予測参考に利用できるからです。

①2波は1波の値幅の50%・62%を基本に戻すケースが多い

②3波は1波の1.62倍・2.62倍以上となるケースが多い

③4波は3波の値幅の38%以下となるケースが多い

④5波合計の値幅は1波の値幅の3倍を1波の始点もしくは終点から計算した値、または1波の値幅とほぼ同じ値幅を5波の値幅として推測した場合の合計の値になるケースが多い

⑤A波は5波の38%・50%・62%または1波の38%・50%・62%・100%の値幅になるケースが多い

⑥B波はA波の38%・50%・62%・100%の値幅になるケースが多い、時にはA波の始点を超える場合もある

⑦C波はA波の終点を超え、A波の100%・162%または1波の始点~5波の終点までの38%・50%・62%の値幅になるケースが多い

法則として難しい部分も多々ありますが長期トレンドの参考にしてください。


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