ここまで来るとサロン経営はかなり行き詰まっていた。

サロン経営者としてスタッフに仕事を提供できない事は、かなり苦しい。(ですよね?)

スタイリストが暇にしているのは、大半が本人に問題があるんだけど(苦笑)特に、アシスタントが時間を持て余しているのを見るのは苦しい。


それに加えて、「恐怖」を感じているスタッフを働かせる事が「正」なのか?

かといって雇用保険での休業補償があるといっても(もちろん経営者は一切保証されないけど、、)休ませて減収になる事が「正」なのか?

そしてこの状況が続いた時にサロンの家賃は?社会保険料は?(もちろん自分の収入も)どうやって払うのか?

こうなって来ると、国が早く「非常事態宣言」なるものを出してくれないか?と決断を人に頼むようになって来るんですよね。。「非常事態宣言」でどうなるのかも解っていないのに。。。


悩んでいる時って、皆はどうしているのか?が気になる→Twitterなどを見る→色々な意見を見る→ますます不安になる みたいな流れになって全然決められないww

友人や先輩、家族含め誰と話しても結局は皆んな初めての事だからわからないんだよね〜。

こんなことが起こるなんて誰一人想像してなかったんじゃないのかな?

間違いなくボクはしてなかった。


そんな中、ついに4/7 国家非常事態宣言発令


8日から非常事態宣言下となり、美容室は自粛要請対象にはならなかった=晴れて社会的に必要な業種、ということになったんだけど自分のサロンの方針は、はっきり決められなかった。だから自主出勤という形を取った。中途半端だし責任逃れだけど、、、

6名のスタッフの内3名が「休みたい」と申告してくれた。

そして「働きたい」といってくれたスタッフが2名とボク。

こちらもキレイに真っ二つwww


そして、1日2〜6名ほどのお客様にご来店頂きながら少人数での営業。

より一層の衛生管理を行いながら。


SNSでは休業を決定したサロンオーナーが自分の決断の正義を発信

はたまた営業を続けるサロンオーナーもしかりで、、、

もちろんボクもご来店いただいたお客様の笑顔を見るにつけ

「この暗い時代のストレス発散になって頂けてる!」と感じながら仕事をしていたし、そして長期化すると言われているこの状況で営業を続けなければ、生きていけないじゃないか?と


反面、これがいつまで続いていくのか。そしてどうなってしまうのか?


そうした中、一つの法則に気づいた。

お客様のご来店が劇的に減っていて休業を決めたのは表参道、銀座という都市部のサロンと、ショッピングビルのサロン(こちらはビル自体の休業で止む終えずのようでしたが)が圧倒的に多いこと。

8日から徐々に恵比寿の街も閑散とし始め、開けているお店も減った。そしてその波紋はさらに郊外に広がっていくんだろう。

住まいの川崎周辺は今もまだ外出者は多い。

東京の使命は大きい。


そして11日

この番組をたまたまTVで見た。(18日まで見られるみたいなので興味のある方はお早めに)

そしてヒマな週末営業wwを経て

月曜日(定休日)久しぶりにTVニュースを見て、減らない東京の感染者数。


4/13 ようやく肚を決めた。



休業


画像1



自分よりも命をかけて真剣に新型コロナウイルスと戦っているスペシャリストの力と、収入が少なくなっても頑張って生きていけるスタッフの底力と、収入が途絶えても大丈夫な自分の力を信じる!!!って決めた。


もちろん営業を続けていく皆様がいらっしゃるので、この期間ボクたちがご担当できないお客様が髪を切って喜んでくださるでしょうから、一切否定も肯定もする資格もありませんし、するつもりもないです。

皆様、状況も環境も違うでしょうし、うちみたく小規模サロンも大変だけど、家賃も人件費も破格な大型サロンであれば尚更でしょう。(タフな心に尊敬しかありません。)


ただ、この状況は誰も悪くない。ただただコロナが悪いんです。今悩んでいる方がいらしたら情報の一つにしていただけたら幸いです。


そして多くの方達に伝わったら嬉しいことは、

・家賃、返済、社会保険料、そして給与(それぞれで状況は違うと思うけど)の問題がクリアされれば大半の方が休業したいと思っていること。

・お客様に是非ご来店ください!と大手を振って行うことが出来ずに営業することはとても心苦しいこと。

・誰がウイルスに感染しているかがわからない中で働くことがとても怖い、ということ。

・大切なお客様に感染させてしまったら?そしてサロンの中で自分が最初に感染してしまって自分のせいでサロンが閉業に追い込まれてしまったらどうしよう?という中で働く不安と恐れ。

・それが分かっていても働かないと生きていけないという事。


きっと5/6が来てもまだまだ問題解決には至らないのでしょう。

その中でまた状況や対策などを共有できましたら嬉しいです!

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そして、もしこの記事をご覧いただいた方で少し余裕のある方がいらしたらサポートしてくださると嬉しいです(不躾なお願いですみません。。。)

本文は、本音でお恥ずかしい内容を書きましたけど、サロンを離れて少しでも生計を立てられたらスタッフに偉そうにできますしww、ボクよりもはるかに若くはるかに可能性のあるスタッフや美容師さんへのヒントになるかもしれません。


末筆になりますが、皆様のご健康とこの災禍が一刻も早く収束・終息しますよう願っております。いつかマスクを外して元気にお会いしたいです!!












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安斉 剛 Anzy(アンジー)「小さなヘアサロンオーナーの大きな挑戦」
貴重なお時間を割いて、ご一読下さりありがとうございました!よろしければ応援頂けますと嬉しいです(T^T)