再開してから1週間の記録
緊急事態宣言の延長から10日あまり経ちました。
その後はいかがお過ごしでしょうか?
東京は未だ自粛生活の中ですね。皆様の心身共のご健康を祈念致しております。
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営業再開
終わってみたらあっという間だった3週間。
こんなに休んだのは20年ぶり、初めて職場を変えたとき以来だ。あの時は子供すぎて何もできず(海外とか言ったらよかったと歳をとってから後悔した)、そして挙句「はしか」に感染したのはいい思い出。
ボクの長期休暇は、『感染症』とセットだ(今回は感染していないのだけれど、、、)。
まあ、それは置いておいて、、
待ちに待った営業再開!
前日まではさほど、、といったご予約状況だったのだけれど当日を迎えると満員御礼状態!まさにうれしい悲鳴!!
もちろんスタッフの出勤者を抑えつつ、ご予約が重ならないようにしつつだったので全席埋まっているのではないのですが。
3週間も休んでいた我々に対して、お客様は果てしなく優しく迎え入れてくださった。
多忙と密と
毎日がとても忙しく回転し始めたのだけれど、
『密』を避けろ!これが今のキーワードだ。
仕事=経済活動なのだから、お客様にたくさん来て頂いてお金をいただく事は間違っていないのだけれど、
根本的なこと、一番大切なことは「お客様」の幸せだし「スタッフ」の幸せだ。
今一番大切な事、そして一番正しいことは
「感染しないこと感染させないこと」
だと思っている。だから今まで以上にご予約の取り方には気をつけなければいけない。
そして忙しくなって来ても、お客様をお待たせしてでも徹して消毒作業を怠らずする必要がある。
どうやら、美容界の「新しい日常」はお客様と一緒に作り上げていくものらしい。
「世界一せっかち」と言われている日本人。待つことが嫌いで待たせることができない今までの自分たちからのアップデートが必要だ。
体力と工夫
美容師をやったことがある方はわかると思うんだけど
「食事をしない美徳」っていうのがある。(ボクの周りだけ??)
休憩の仕組みがある会社にお勤めの方は、なんのこっちゃ???だと思うが、美容師は「食事をいつでもできる=暇な仕事のないスタイリスト」っていう意識があってww
「今日飯食えなかった〜〜♪」見たいのは誇らしいことだったりもする。
オレイソガシイ的な。。やることがなくてヒマそうなのにご飯はスタッフの中で一番最後に食べる!!っていう拘りの美容師もいたりするww
まあそれは置いておいてw
密にならない環境での仕事とは、
「スタイリスト1名に対してお客様がお一人」
これを最大として、サロンに1日何組このペアを作れるのか?ということだと思う。今までみたいにお一人のお客様に美容師二人でカラーを塗ったり、さらにそこに美容師がヘルプに入って4人密集みたいなのは完全NG、、
今流行りの「業務委託型」サロンではマンツーマンがスタンダードなんだと思うけれど、ウチみたいにスタッフ全員でお出迎え全員でお見送り!というのが個性になっているサロンはずっと同じスタイリストでは個性が消えてしまうような気もするし、何より食事すら取る時間もないので、体力的に長く続かないであろう。。
ここにアシスタントが入りどうやってお客様にご満足頂き、さらに密集を避けるということがとても難しくもあるけれど、ここに対する工夫にヒントがありそうだ。
本来の姿
色々書き連ねましたけど、、、
今回のことがあり、お客様から「不要不急」はダメって言われてるけれど、私にとって美容室は「要」だわ!
とか
家の近くにもヘアサロンはあるけれど、PALETAでお話ししながら髪をキレイにしないと満足いかないのよね!
とか、皆さんボクを泣かそうとしているのではないか??という本当に感動をいただき、美容師冥利につきる毎日を送らせて頂いています。
本当に休業して、そして再開して良かったと感じています。
心と心、人と人、との結びつき。心と心、人と人、との3密が嬉しくて楽しくて本当にお客様に支えられて美容師を続けられているんだな!と感じます。それは絶対ボクだけではないはず。
もう感謝しかありませんよね!
だから僕たちは、このかつてない状況下であっても、いやこんな状況だからこそ安心してお客様が美容を楽しんでいただける場所、環境を新たに創造して行かなくてはいけない!と決意しています。
みんなで知恵を絞って結集して、コロナ前より良い環境と良い時代を作って行きたいですね!