休業を決めるまで 前編
自分を振り返りつつコロナ渦をどうやって乗り越えていくかのヒントを発見したくて始めたノートでしたが
同業の方たちへの情報提供になれば良いかと思い、優先して書いて見ます。
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1月中旬〜後半だったと記憶している。
今までは所詮、対岸の火事。まさか自分たちの身に降りかかって来るなんて微塵も思っていなかった『新型コロナウイルス (COVID-19)』
日本人で初めてバスの運転手さんが感染したニュースが報道された。
ニュースキャスターや有識者の緊張感が「何やら大袈裟だな〜」という感じ。
その後、バスガイドさんにも感染が判明。
『濃厚接触者』という言葉を、不謹慎ながら面白がっていた気がする。
そして2月。
弊社で3年ぶりとなる社員旅行、行き先は台湾。
こんな時期に大丈夫??という心配をよそに
「台湾の感染者数は日本より少ないからね〜」とマスクをつけてれば平気でしょ?くらいな感覚。
台湾は入国審査が思いの外厳しく、食事に行くとお店に必ず消毒液が設置されていた。
観光施設においては、屋内に入るところでおでこへの非接触検温。お恥ずかしながらその機械が非接触体温計とスタッフに教えてもらう始末。。
その頃から、ごくたまに「マスクはしないんですか??」とお客様から言われるようになってきて、
「あれっ??なんかズレてる???」と思い始めた。
その後、スタッフ全員マスク着用で営業を始めた2月。
それでも、お客様のご来店人数も売上も昨年比よりも良かったし、クルーズ船とかも、ニュースの中だけの世界だし隔離されてるし、、と大変そうだとは思ったけど全然緊張感も危機感もなかった。
3月に入って少し違和感を感じ始めた。
スタッフが、「3月なのにさみしい感じですね〜」と言い出した。
弊サロンは、アシスタントがいるものの予約が重ならなければ基本[ マンツーマン接客 ]
ボク個人は、比較的忙しくしていた。講師をさせて頂いている学校の授業も終わっていたこともあり、サロンワーク中心、時間も取れたのでモデルさんを呼んでフォトシューティングなどをしていて充実をしていて、聞き流しつつ過ごしていた。
しかし3月中旬以降、「何かおかしい」
経営者としてはお恥ずかしい限りで、普段からあまり数字と向き合わないのですが(恥っ)手が空いているスタッフが多い。
売上を見てみると、「!!!!っヤバイじゃん!!」
確かにライブハウスとか色々ニュースにはなっているんだけど、基本身体も強く風邪なんかも滅多に引かないので他人事だったのかな?
その頃お店が空き始めたこともあり、スタッフに休みをとってもらったりしていたりしたので仕事量もそれなりにあったことも手伝い、
まだ大丈夫!一過性のモノでしょ??
謎の自信ww
潮目が本当に変わったのは3/30小池都知事の会見あたりから。
そして4月、ここから信じられないくらい急激に状況が変わった。
4月から新入社員が入社。にも関わらずお客様が少ない。
週休2日で営業しているんだけどスタッフも時間を持て余していたりして、休みを増やしたり、、、
段々とスタッフの口から 「怖い」 というワードが増えて来た。
自分は大丈夫と思っていたけど、いや大丈夫と思っているからこそ感じられなかった「恐怖」
SNS(特にTwitter)が国の対応への不満を、より激しく叫んでいた、、
「早く <非常事態宣言> を出せ!」と
、、、つづく