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何をするか、誰とやるか、どうやるか。全部大事だけど1番大事なのは何処に向かってるか。『手紙屋』が面白かった。【#66】

あんざきです。

「寝る子は育つ」と言いますが、よく寝ていた幼少期の僕は、子どもではなかったのですか?

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最近、Audible(本を朗読してくれてるやつ)でこの本を聴きました。

『手紙屋』
著者:喜多川 泰
朗読:白井 翔太

ざっくり言うと、

自分が何がしたいかわからないまま、とはいえ適当に過ごしたくはないと思っている大学生、就活生の主人公が、職業「手紙屋」との10通の手紙のやりとりを通じて、自分の人生を切り拓いていく物語です。

この主人公が社会人としての第一歩を踏み出すまでの過程に、平たく言うとタメになる話が散りばめられていて、啓発本が物語調で表現されている感じです。

就活生向けに書かれていますが、仕事をする人たちなら誰でも読んで良さそうな内容でした。

中にはありきたりな表現のように思えることも結構あるのですが、そのありきたりなことからも、改めてハッとさせられるようなストーリー展開だったので、素直に受け取ることができた気がします。

というので、個人的には聴いて(読んで)損はない本かなぁと思いました。

ここからはネタバレも含むので、この記事から一旦離れていただいても良いのですが、、、

主人公は「手紙屋」からいくつもアドバイスをもらうのですが、その中で、良い話だなというので印象に残っている話は2つほどあります。

1つ目は、「会社も人だ」という話です。

人は生まれてから、初めはいろんな人に助けられながら成長し、さまざまな環境、人間関係の中で生きていきます。
そうして価値観や人間性というものが構築され、アップデートされていきます。

一方、会社というのは、「法人」であり、法のもとで人として扱われます。
先に申し上げた、人が生まれてからというのは、会社もまた同じなわけです。

「会社」となると、組織とか、なんだか大きな塊のような印象になりますが、自分と同じように、人なんですね。

就職活動で会社を選ぶ、とか、仕事で会社と付き合う、とか、会社のサービスを受けるとかいうのも、
実は友達付き合いとか、ご近所付き合いとか、そういうのの延長線上なんですね。

この認識すると、会社を塊として見ている時とはちょっと違った視点で見れると思います。

人付き合いって、自分と同じ想いを持ってる人とか、自分が面白いと思う考え方の人に惹かれることが多いと思うんですけど、
会社単位でも同じように見ていけば、一生もんとは言わないまでも、良い関係を気付くことができるような気がしてきます。

2つ目は、会社選びを航海に例えた話です。

会社を一隻の船だと思って、「どの船に乗るか?」というので会社選びを表現しています。

船には、いろんな大きさがあって、いろんな船員が乗っていて、いろんな漕ぎ方があって、、、
その中から自分が乗る船を決めるわけですが、1番重要なのは、これらの要素ではなく、

「その航海の目的地はどこか?」

だというのです。

これを会社に置き換えると、

会社にはいろんな規模(中小〜大企業)があり、いろんな社員がいて、いろんな事業がありますが、
1番大事なのは、「何を成し遂げようとしてるか」だということになります。

会社の理念とか、価値観とか、目的目標とか、そういうのですね。

よく、ワンピースのストーリーが啓発的に紹介されたりしますが、それにも通じると思います。

麦わら海賊団、サウザンドサニー号は、ワンピースを目指していて、ルフィの目指す海賊王像とも言える「自由」を求めて航海しています。

これがそのまま経営とか会社選びとかにも当てはめられるということです。

今は働き方改革とか、いろんなことがあるので、乗る船は必ずしも1隻ではないかもしれませんが、
乗る船の行き先は、しっかりと見ておいた方が良さそうですね。

というわけで、詳しくは実際に『手紙屋』を読んで見ていただけるといいかなと思います。

あ、あとこの物語、ちゃんとオチがあるのですが、個人的にはそのオチも最高でした!
エピローグはちゃんと最後に読むことをオススメします!!

ではまた。

(この話が誰かの何かにつながりますように・・・) 

【今日の一枚】


この記事を書いていた時の様子。ハノイのスタバです。

【参考】
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あんざき
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