私の婚活思い出話その3 外資系アグレッシブな男
ブログ書く主婦のANSYです。
しばらく私の婚活の思い出話を書きます。
10年以上前の話ではありますが、こんなこともありますよと、参考にしていただければ幸いです。
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私は、当時の知人に誘われて、某外資系勤務の男性たちと、合コンすることになった。
……外資系か……。
なんか派手な人なのかな?と思った。でも外国の会社で働くとか、ちょっとカッコイイな、と思ったりもした。
合コンサイトというのがあって、主催者がマッチング希望を出して手続きする、とか、そういうのが当時あった。知人はそれを利用したのだった。
待ち合わせは渋谷だったか。
知人はノースリーブにモコモコファーのカットソーを着て、気合満点だった。
いかにも「合コン受けするファッション!」だったから、私は感心した。
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現れた男性は、ガッチリした体育会系って雰囲気で、ニコニコしていた。好青年である。
そして「後輩連れてきました!」と、これまた爽やかイケメンをスタンバイさせてくれて、私も知人も嬉しくなった。
というか、メンタル病みの私に、こんなステキ男子を、神様がお連れになったのですね!
天に感謝したい!みたいな心境になった。
実際に彼らは、良い人たちだった。
オシャレ居酒屋で、鍋パーティーをした。
コミュニケーションもまともだし、後輩くんは「えー!僕センパイを尊敬してるんですよ!」と冗談めかして言っていたが、穏やかな友情みたいなのも感じられて、楽しかった……。
そして、合コンの途中で、私は思った。
……こんなにちゃんとした人が、なんで婚活なんかしてるんだろう???
合コンサイトで知り合った、よくわからない女二人(私たち)と、飲み会して……。
と疑問を感じた。
でもすごく紳士だったの。
体目当てとか、そういう気配もなくて。
帰り際に、私は趣味の話をした。
「趣味ってあります?」と聞いた。
彼は「うーん、野球観戦かな。中日ファンなんです!」
と、力を込めて言われた。……でもそれで婚活が難航するとは思えなかった。
そして、さらに彼は言った。「あとは引っ越しかなあ」と。
引っ越し?って?趣味になるの?と私は考えた。
そう、ここで彼のヤバさを知る。
「僕は引っ越しが大好きです!年に1回は引っ越します!同じ街に住み続けるのって、苦痛じゃないですか?」
!!!
そう、彼は病的な引っ越し魔で、すぐに転居してしまうのだそうだ。
それにかかる費用だって相当でしょう!
私たちが茫然としていると、彼らは「今日は楽しかったです!また機会があったら飲み会しましょうね!」と手を振り、夜の渋谷を去って行った。
……好青年かとおもったら、まさかの引っ越し魔……。
あと婚活からみの合コンかと思ってたけど、彼らとしては「女がいる飲み会」みたいな認識だったのね。
私は軽くショックを感じたが、問題の無い好条件な男性なんか、そうそうフリーでいるわけでもない、というのを、痛感した。
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