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私の婚活思い出話その5 いきなり高額品買う男

ブログ書く主婦のANSYです。
しばらく私の婚活の思い出話を書きます。
10年以上前の話ではありますが、こんなこともありますよと、参考にしていただければ幸いです。

こうやって書き続けると、過去の婚活についての思い出も、浄化されるような気持ちになって清々しいです。
お炊き上げみたいな。

心の中で「婚活であんなことあった、こんなことあった、モヤモヤ」
とトラウマをほじくりかえしてイライラするより、文章化して可視化して、人に見てもらえば、ほらもう他人事みたいになる。いいですね!

婚活時代の10年以上前の話。

ネット婚活を、入ったりやめたりしていた私は、ある男性と知り合った。
メール交換して、お会いした。背の高い人。

第一印象は「人の悪口ばっかり言うなあ」と……。

いやでも私もそういうところあったし、まあ話題が無ければ、過去にあったちょっとネガティブなことも言っちゃうかな~と思った。
彼は普通の会社員で、スポーツ観戦が好きだった。よくスポーツの話題を振ってきた。
女性向けにフィギュアスケートについて、とかも語ったので、私もそこはいいな、と思うようにした。

ただ、やっぱり彼は人の悪口を言いがちだった。
あとちょっと「オレサマ」みたいな感じで、私もそこで不安にはなったけど(この時点では)まだ大丈夫だった。許容範囲だった。
私が選んだお店に入って、突然「こういうところ落ち着かなくてイヤなんですよね!」って言い出したあたりで……私も困惑したけど、彼は彼なりに女性をリードしたい性格だったのかもしれない。
それ以降私は自分でお店を選ぶことをやめた。

この話は順調に進み、私もいよいよ結婚……かな、と考えた。
ちょっとワンマンのような気もするが、いやいや、世の中の男性ってそんなもんだろう!
そもそも婚活の場でリードができる男性なんて少ないじゃん!
もしかしたら掘り出し物かもしれない!
と、一生懸命自分に言い聞かせた。

もう選り好みできる年齢じゃないよね!と、さらに自分を追い詰めた。

……でもなんだろう、この不安感。それがどうしても拭えない。

何度目かお会いしたとき「あのさ、エッチするとき、アダ〇トグッズ使ってもいいかな?」と言われ、え?私たちまだ何の関係も持っていないのに、もう夜の生活の計画立ててんの?
なんてビビったこともあった。
ア〇ルトグッズ……それは今の時代なら普通なんだろうか……?
しかしそれ以前に、彼とのベッドインがぜんぜん想像できない。
あれれ?なんだろう、微妙な違和感と拒否感が……。

私はだんだんネガティブになった。マリッジブルーってこういうの?
なんか違う気もする。
グイグイとリードする彼に、私は戸惑うようになった。うーん、本当にこの人でいいの?
あと彼は四十路近いのに、実家暮らしだった。そこも引っかかった。


 
それは突然言われた。……彼は、私に「あなたのためにパソコンを購入しました!」と告白した!
パソコン!?って?しかも最新機種のフルスペック!何十万円もするヤツよ。
デカいんでしょ!そんなのどこに置くの?
というか、私はそんなもの望んでいない!なんで?
 
「あの……私パソコン欲しいなんて言いましたっけ?高額な贈り物は、ちょっと……」
と素直に自分の気持ちを言った。
「え?だってパソコン持ってないって言ってたじゃん。だから買ったの。受け取ってよ、いいじゃん。パソコン欲しいんでしょ?せっかく買ったんだよー。もっと喜んでよ!」
ここでもグイグイ押されて……。
 
私は自分のパソコン持ってない……とは言った。
でもそれがなんで「パソコン欲しい」に変換され、突然「パソコン買いました」まで進むんだよ!
彼はダメだ!
私は、小さく描いていた、彼との結婚生活の夢が、パっと弾けて消えるのを実感した。

この話を友人にもしたんだけど、全員ドン引きです。
「そういう人は、あなたに相談もせず、いきなり車とか家とか買うタイプだよ」
とまでアドバイスされ、実際にそうだよね、と納得し、断ることにした。

電話で断ったけど、なんかめっちゃ怒られて、結構こじれた。
でも私は勝手に高額なパソコンを押し付けられて、もう恐怖感と怒りしかなかったし、話し合いもできない人とはムリだと、強い気持ちで、この話を終わらせた。
疲れたわ。

でも人によっては、いきなりパソコン買われても、いいわね!とか思うかもしれない。
ああいう人は、合う女性がいればいいんだと思う。

私は、想像した。
あいつ誰かに、私の悪口ガンガンに言ってんだろーなー、って!


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