東京のお金持ちはいろいろ
ブログ書く主婦のANSYです。
今日はずっとふわふわして頭痛でした……。
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東京はお金持ちが多い。なんだか知らないけどお金持ちがいる。
もちろん貧困家庭も大変多い。でもここではお金持ちの話をする。
よく「上京してビックリしたのが、東京のお金持ちの家!こんな世界があるんだ、って驚きました!」というのを読む。
このネタは好まれるらしく、上京した人のエッセイに高確率で出てくる。
東京のお金持ちって、そんなに人を家に呼ぶの?
私はあんまりそういう経験がない。
だって、お金持ちはあまり庶民を好まない。
この、お金持ちの家に招かれた人も、実は地方の富豪だったとか、そういうオチも多いよ。
東京のお金持ちは、庶民より、地方の富豪出身者とコネを持ちたいとか、あるからね。
たまに優しいとか、人懐っこいとかそんなタイプもいるけど。
親からお金もらって上京する人もすごい
東京住んでて、まあ上京する人によくお会いするんだけど、そこでビックリするのが、
「子供に大金持たせて東京生活させる親」これよ!!!
東京の金持ちにビックリするネタがあるとすれば、親から大金仕送りされて、東京生活エンジョイする上京者にビックリする話もある。
ぜんぜん珍しい話じゃないよ!
よく大学進学で上京して、アパート代や学費と生活費を仕送りされる、というのがあるけど、なんかもうその額も大きくて、大卒会社員初任給くらいの金額を、毎月振り込まれるというのをよく聞く。もっと仕送りされる学生も珍しくない。
バイトもしないで、週末はカフェ買い物三昧とか、そういう学生さんもいるので、本当にビックリする。
ただし、学生期間限定だったり、卒業したらUターンで地元に帰るか、自力で稼いで東京に住んで、という条件付きだったりもする。
しかし、それだけじゃない人もいた。
アラサーでも仕送りOKな親
昔の知人に、関西から上京して生活していた女性がいた。数人いた。
彼女たちは、すでに学生ではなかった。
なんならアラサーくらい(あるいはそれ以上)の年齢で、親から仕送りされていた。
驚くんだけど。そのうえ駅チカ2LDKのマンション借りて、彼氏と同棲してた。
クリエイティブワークで、お小遣い稼ぐ程度の仕事をしていたけど、当時最先端のパソコンやソフトを揃えていて、とにかく「豪遊」していた。
「26歳くらいまでなら、仕送りもアリでしょ」
と平然と言ったので、そういうものなの???と私は思った。
しかしウチの親は、とっくに私にお小遣いを渡さなくなったし、保守的な思考だったため、結婚前の同棲なんか絶対に禁止だった。
ちなみに、そう言った女性は、26歳過ぎても親から仕送りされていた。
東京の庶民なんかより、地方のお金持ちの娘の方が、何倍もカッコイイ生活をしていた気がする。
彼女たちは、恵比寿で個展を開催したり、横浜で遊んだり、そういうのを見ると死ぬほど羨ましかった。
しかもマンションで彼氏と同棲を、親公認なんて……。
すごい。さらに「親が新しく別荘買った」とか、めちゃくちゃ羽振りのいい話をするじゃないですかー!
当然ながら、私は彼女たちと少し疎遠になった。
生き方が違う。価値観も、考え方も違う。
私は神経症を患いながら、粛々と派遣で働いた。
それから、私は叔父が経営するアパートを借りることになった。でもすごい古いアパートで、換気扇は壊れていたし、風呂はなかった。壁紙もポロポロなんかこぼれてきたし、西日がまぶしかった。
でも叔父はしっかり家賃を請求してきた。
私も甘えるわけにはいかなかったので、毎月家賃を払った。
「私もこうやって自立するんだ!」とか希望に燃えていたけど……。
そのときに母が病み、結局介護のために実家に通うはめになって、さらに仕事の多忙さで私のメンタルは崩壊した。メンタル面に関する問題もいくつかやってしまった。
住んだ部屋は、とーんでもない汚部屋になってしまい、発見した妹が泣き出す始末……。
叔父も不快さを隠せなかった。
親戚にもバレたし、私は罪悪感でいっぱいになった。
そのころに母が亡くなったので、母には知られずに済んで良かったな、とか思った気がする。
ただ、汚部屋の片づけは妹がものすごくがんばって手伝ってくれたし、親戚は優しかった。
いろいろ思うところはあったかもしれないが、私に親切な言葉をかけてくれた。
この御恩は忘れないですよ。
しかしこのせいで、私も実家に戻ることになり、母の介護は終わったが、今度は老いた父の世話をするという重荷が降りてきた。
これもキツかった。
フルタイム労働のあとに軽度とはいえ介護がある。妹は残業を理由にサボりがちだったし、遠くに住む兄夫婦と父はあまり仲が良かったとは言えず、父は兄夫婦の世話になるのを嫌がった。
というか、長男である兄にさんざん課金したんだから、両親ともに兄に介護してもらえば良かったと思う。
いまだにそれは私の中で禍根になっている。
親からの送金が途絶えたケース
私も、そして親の仕送りで豪遊していた知人たちも、だんだん年を重ねてきた。
当時、婚活していたけど、なかなかうまくいかなかったし、生涯独身だったらどうしよう、と、私の中で不安が増した。
私も三十路を過ぎたし、あんまりのんびりやっていけない。困ったなあとは思ったけど、難しいものはどうしようもない。
そのころから、知人たちも婚活に焦るようになった。
彼女たちは同棲していた彼氏と別れてしまった。そして親からの送金も……減ったらしい。
親も、さすがにいつまでも娘を、東京で豪遊させっぱなしにはいかなかった。
だから知人たちは一生懸命婚活した。
ただ、ひとりの女性は、故郷に戻ることになった。自力で東京で生きられないと判断したのだろう。
もうひとりの女性は、会社員の男性と結婚した。彼女は郊外に住み、一児に恵まれて、そして……スピリチュアルに傾倒し、アロマを売りつけるネズミ講にハマった。
もう、言ってることがおかしいの。
「これを買えば認知症も治るよ!」とか、平然とメールしてくるのが怖かった。
ネットで「私は神になった」「ハイヤーセルフと繋がる方法!」とか発表してた。
彼女の、むかし、恵比寿で個展やってたカッコイイ姿はどこへ行ったんだろう……と首を傾げた。
あと、そのころに私も結婚したんだけど、それを無断でネタされたのが腹立った。
※でも稀に生涯親から仕送りとかお金をもらえる人もいる。いいですね。
本物の上流階級者には一度だけお会いした
私も一度だけ、東京出身の、本物の上流階級者にお会いしたことがある。
そんなチャンスが一度だけあった。
彼は三十路前後くらい?で、紳士だった……。
子供のころから英語、日本語のバイリンガル教育を受け、さらにフランス語も話せた。
もう、物腰とか話し方とか、ぜんぜん庶民と違うの!
「僕は会社じゃなくて、省で働いていたんですよ」とか言ってた。
省……ってどこだろう。というか、そういうところで働く人って、こういう感じなんだ……って私は引いた。
会話の話題も別世界だった。なんとか話についていこうとした私をさらに彼が気遣うという展開になった。
最終的に彼は某国の大使館員になったんだけど。それもヨーロッパの大国の。
「履歴書は三か国語で書くんです」とか言ってた。
ちなみに彼は港区には住んでいなかったです。都内の別の住宅街にお住まいでした。
「東京の本物のお金持ちとは、なかなか知り合えない」
って話をよく聞くけど、そりゃそうだよ、本物は庶民と接点ないもん。
彼らは自分より格下に、時間作って知り合うほど、ヒマじゃない。どうせ妬まれるしね。
お金持ちは幸せばっかりなのか?
「都内のホテルのカフェをファミレスがわりに使って、ヒマつぶしにおしゃべりするのが日常」というグループがあるんですって。
お金持ちの主婦とか、不労所得で儲かってる人がそんな感じ。
でも、それでも「働いていないというコンプレックスで病む人がいる。マリー・アントワネットみたいだ」ってツイートした人がいた。
これも……どうなんだろう。
たしかに、都内のホテルのティールームとか、デパートの高級カフェとかに、平日昼間っから、良い服着て集まってるグループ見かける。
高級てんぷら店で、時価のてんぷらをガンガン注文する、女性たちを見たときは、驚いた。
時価のてんぷらを……スタバのトッピングみたいに頼むのってアリなんだ……って。
でも何を話すんだろう。会話の内容。
限られた社交界で、親戚の話と、学生時代の昔話でしょうか。あとは旅行とかかな。
社会的な成長もないし、人間関係もそんなに広がらない。
働かないのはいいかもしれないけど、どこか閉じ込められた人生なのかもしれない。
幸せって、難しいね。
私は豪邸に住みたい
でもネットで、あまりにも「東京のお金持ち」がもてはやされるから、私も東京出身者として「もしかして豪邸に住まなければいけないの?」という妄想が出てきた。
実家……は、家がボロくて、カビとすきま風に泣かされた。ネズミも虫も結構見かけたよ。
私が住んでいる区は、地域差が大きい。
だから実家から15分ほど歩けば、高級住宅街にたどり着く。ああ住みたいな。
偶然にも、同じ区に住む男性と結婚した。
彼と最初に住んだマンションは、すごくステキだった!
すきま風が無いのと、まともな日当たりで「文化的なマンションだ!」と感動した。
たまたま住めた、ラッキーマンションだった。まあ8カ月で引っ越したんですけど。
……いろいろあって今住んでいるのは、同じ区でも、下町のほう(涙)。
またすきま風に悩まされるし、水回りはよく故障するので、たいへん慎重に扱っている。
近所の工場からは元気な声が響いて、人によっては「ここうるさいんじゃない?」って言う。でも私は騒音はあんまり気にしないから平気。
とはいえやっぱり豪邸に住みたい。
今はヒマになれば「家賃200万円マンション」「都内ハイクラス物件」とか検索して、ひたすら「ここに住んだら楽しそう!」と、妄想している。
はー。私もお金持ちになりたい。
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