ジョージフロイドさん死亡の件について 『I Can't Breath』
こんにちは、ヒロです。
本日は現在、全米だけではなく、世界中をも巻き込み、批判を呼んでいるアメリカ、ミネアポリスで起きたジョージフロイドさんが白人警察官により殺害された件について、アメリカの情報サイトから情報を汲み取ってみたいと思います。
事件の発端
ジョージ・フロイド(George Floyd)は、2020年5月25日にミネアポリス近郊で白人の警察官に殺害されたアフリカ系アメリカ人の黒人男性である。2020年5月25日当日、白人の警察官であるデレク・ショーヴァン(Derek Chauvin)は、手錠をかけられたフロイドが路上に顔を伏せながらさらに命乞いをしているにも関わらず、8分46秒間フロイドの首の上に膝を付き落とし、フロイドが息絶えてからも2分53秒間もの間デレク・ジョーヴァンはフロイドの首を膝で押さえつけていた
(Wikipediaより引用)
近年、アメリカでは黒人差別での白人警察官の不祥事での黒人殺害などが目立つようになりました。またソーシャルメディア等の普及にもより、バイスタンダー(見物人)によるスマホでの撮影で拡散され批判を呼ぶ事が急増しております。実際にも、今件でのバイスタンダーからの多くの映像がネット上に投稿され、警察側の言い分の「身体で抵抗したから押さえつけた」といいう主張とは異なるのが映像でも確認できます。
キング牧師を頭とし、1954年に始まったCivil rights movement (アフリカ系アメリカ人公民権運動)からおよそ66年、キング牧師の"Dream"はこのような現状を望んだでしょうか?
今日現在、フロイト さんの死亡を受け、全米でプロテストが行われ、フロイト さんが警官に取り押さえられていた際に叫んでいた "I Can't Breath" というスローガンを掲げ、事件発端のミネアポリスだけではなく、ニューヨーク, ヒューストン, アトランタ, デトロイト,ラスベガス、サンノゼ 、 メンフィスなど各地に拡大中です。
このプロテストでミネアポリス警察署がプロテスター達に占領され、放火されるという事件も起こっております。
5月29日現在、フロイト さんを必要以上に締め付け、殺害したとされる三人の警察官デレク・ショービンを第3級殺人罪で逮捕し、残りの関与した他3名の警察官についても捜査中とのことです。
『私たちは1級殺人罪の適用を望んでいた、それに他の警察官も逮捕されるべきです。またフロイド一家の弁護士であるクランプさんも当局にこの第3級殺人の逮捕について異議を申し立てる』
とのことです。ミネアポリスがあるミネソタ州では第3級殺人罪が一番低い殺人罪として適用されており、無抵抗の人間を殺害した、という点で”Degree”がどう変わるかが争点だと思われます。
全米ならぬ世界中からの注目を浴びている今回の警察官による黒人男性殺害事件、アメリカのメディアを漁っていくとさらに興味深い記事もありました。
それは、全身黒ずくめで黒い傘をした白人男性("Umbrella Man")がミネアポリスのAutoZone(車のパーツ小売チェーン)の窓ガラスを落ち着いた雰囲気で壊す映像が撮影されていました。このUmbrella Manが不自然にも全身黒ずくめで、高機能ガスマスクをつけていることから撮影者、ネットからは、『彼は警察なのでは?』という声が反響を呼んでおります。
映像を確認してみると、確かに普通のプロテスター達とは動きが不自然で、割った後に群衆に参加するわけでもなく、裏道から立ち去るあたり、怖いですね。
また他にも、群衆に紛れながら無線機で通信をおこなる”プロテスター”もネット上で確認されていて、物議を醸しております。
この一件、COVID-19のロックダウンが徐々に解除されつつある中のこの騒動、少し物騒でまた表面だけではなく、当局等による裏の動きも少し怖いですね。
本日は少しアメリカのプライマリーリソースからソーシャルメディアを交えてまとめてみました。
この現代社会、特にアメリカは "No Rasicm"だけでは物足りなく、 "Anti-Racism" くらいの国民意識がないと人種差別という社会問題はなくならない気がします。
なくなったGeorge Floydさんにご冥福をお祈りすると共に、日本の皆さんにもアメリカで現在何が起こっているのか、知る記事となったら嬉しいです。
ありがとうございました。