TeamPlace「つながり登録」活用事例 : 女川フューチャーセンターCamass
TeamPlaceにはワークプレイスを運営するにあたってお役立ていただける機能を多数ご用意しています。
その中の1つが「つながり登録」。
ワークプレイスにつながっているユーザーの一覧が見られたり、そのユーザーが施設とどんなつながりで登録したのか、リンクからプロフィールも見られるので、ワークプレイスを通じて人とのつながりが確認できる機能です。
つながり機能の詳細はこちらのnoteでご紹介しています。
宮城県の女川町にあるワーキングプレイス「女川フューチャーセンターCamass（カマス）」は、つながりに40人もの方が登録されています。（2022年12月執筆時点）
人口約6,000人規模の町にある施設でどのように多くのつながりを得たのか、運営者の後藤大輝さんにお話しを伺いました。
後藤大輝さんのプロフィール
今まで やってきたこと・やっていること・できること
2011年3月11日東日本大震災後を機に、大学在学中に女川町（東北・宮城）へ移住、2016年10月にアスヘノキボウ入社。2022年4月より代表理事に就任。
女川町の活動人口（女川町民に限定せず、女川町と関わり、女川町をフィールドとして活用する人口）の創出に取り組んでいる。女川に5日〜30日間お試しで滞在できるお試し移住プログラムや、地方で1〜2年以内に起業したい方を対象にした創業本気プログラムの運営を行う。
他にも女川町の社会課題をテーマにした企業研修、HLAB MIYAGI-ONAGAWAサマースクール、さとのば大学 女川事務局等のコーディネーターを務める。
また、2020年8月に「（屋号）オナガワーシカ」を個人事業主として開業し、新たな地域の資源としての「鹿」の流通に取り組んでいる。有志団体である三陸リアス式ジビエ協同組合に所属し、食肉処理施設（女川町）の運営にも関わる。
第二期女川町復興連絡協議会（FRK2） 事務局。
2017年3月 明治大学国際日本学部 卒業。
女川フューチャーセンターCamassとは
ーー最初に施設の概要を教えてください
運営団体であるアスヘノキボウが2013年4月に創立し、女川フューチャーセンターCamassは2015年3月にオープンしました。
普段は都市部の企業の方、女川町内の企業の方、他、個人事業主の方も利用されています。
ーー写真を拝見するとすごく綺麗な建物で、JR女川駅に隣接、駅の中には温泉もあるそうですね
はい。女川駅構内の「女川温泉ゆぽっぽ」もCamassもどちらも一日出入り自由なので、仕事中にも温泉につかってリフレッシュできます。
「つながり」登録の進め方
ーーいまTeamPlaceに登録いただいている750件以上ある施設の中でも「つながり」の数が37人（取材時点）とかなり多くなっています。どのように利用されているのでしょうか？
お試し移住プログラムというもので使っていまして、女川に来ていただく方にはTeamPlaceに登録していただくように促しています。
お試し移住プログラムはコロナ流行前だと年間110人くらいが来ていました。最近また徐々に再開していって、今年は今のところ50人くらいの予定です。
ーーTeamPlaceに登録いただく際は施設とのつながり紹介文で50文字以上書くなど色々ありますが、ガイダンスなどはどのようにされていますか？
お試し移住で来られる方に、TeamPlaceの登録の仕方を説明する資料をあらかじめ送っています。
基本的にはお試し移住で来られる方＋イベントを開催した時に登録いただいた方もいます。
「つながり」を導入してみて
ーーつながり登録を使っていただいてから変わったことはありますか？
今はまだ活用しているというより貯めている段階という感じですが、久しぶりに来られた方もプロフィールを見てすぐにどんな方か思い出せたり、次に来る人が「つながり」を見てどういう人が女川に来て繋がっているかわかったりしていると思います。
一点、お試し移住で来る方のプロフィールを、女川で迎える人にURLで共有したりするんですが、TeamPlaceに登録していない人だと基本情報しか見えない時があります。何か設定の方法などありますか？
ーーTeamPlaceに登録した方がプロフィールを入力する際に、それぞれの項目ごとに「一般公開」「TeamPlaceの登録ユーザーまで」「自分のみ」が選べます。「一般公開」にする項目を増やしていただくと誰でも見られるようになります。
なるほど。では、ここの登録を促していくといいですね。
ーーはい！ 少し前にプロフィールページを印刷できる機能も追加されましたので、ぜひ交流イベントなどで自己紹介ボードを作るなどご活用ください。
ーー他に今後のご要望などもしあれば、この機会にぜひ。
Camassはコワーキングスペースとして登録しているんですが、皆さんどちらかというと女川町という地域を通じて繋がっていて、その拠点がCamassという感じなんです。
地域の人と地域外の人がうまくつながって、仕事のお願いができたりとかできるといいですね。いわゆるクラウドソーシングサービスとは違って、人とのつながりの中で仕事や地域活動、ボランティアを依頼したり受けたりできる関係性が、お互いにパスを出し合ってやっていけるといいんじゃないかな、と思います。
ーー実は、「募集・プロジェクトを探す」という機能もちょっと前に追加されていまして、こちらでボランティアや仕事を依頼したり人を募集できるようになりました
ーーTeamPlaceのSNSでもシェアをしたりしていますので、ぜひご活用ください
2023年に向けて
ーー今年はコロナ禍から控えていたこともだいぶ戻ってきた感じがありますが、2023年にはどんなことをCamassでしていこうとお考えですか？
Camass単体でというより、どちらかと言うと活動人口という考え方で、女川町民でなくても、女川をフィールドにビジネスや文化活動をする人たちを増やしていこうとしています。その中でCamassに必要な機能があれば足していく。例えば、都市部の企業さんの利用も増えてきているので、セキュリティを強化したり、シュレッダーを置いたり。
他のところで言うと、住宅や教育関係など、地域にとって必要な課題に取り組んでいく時の場としてCamassを使っていくイメージで考えていますね。
ーーありがとうございます。TeamPlaceもユーザー管理機能など、充実させていきたいと動いていますので、ぜひ今後ともよろしくお願いします！
本日はありがとうございました。
【関連リンク】
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