モテることと恋愛の違い
よく「モテたい!」「モテる女になる」ということが、恋愛記事に多く見られるが、モテるって何だろう?
誰にでも好かれること?どうでもいい男にも好かれること?
それって幸せなの…? それはいい恋愛に繋がるの…?
今回は、常々疑問に思っていた「モテることと恋愛」について書いてみる。
実は、モテてもいいことない
私の幼馴染に「モテる体質」の女性がいる。
彼女のモテ具合は半端なく、小学校の頃からクラスの男の子たちがひそかに好意を寄せ、中学生の時には同級生や上級生はもちろん、道ですれ違った大人の男性にまで、告白されまくっていた。
頭がものすごく良くて、誰もが認める優等生。真面目で、どちらかと言うとおとなしいタイプで、本人はごく普通にしているだけなのだ。同性の友人もそれなりにいる。確かに可愛い。が、絶世の美女というわけではない。
なのに、異様に男性にモテる。
そんな様子だから、小学校の時からちょっとしたストーカーや、変な人に勝手に恋心を抱かれてたり、変な電話がかかったりしていた。
彼女は自衛策として「わざとトリッキーな格好」をして「親が超怖い(指定ナントカ系)」という噂(もちろん嘘)を自ら流した。
予防線を張った効果が出たのか、大学生になりやっと普通に恋愛ができるようになった、と言っていた。
いつも、「モテても一つも良いことない!」と彼女は言っていた。
彼女の例はちょっと特殊だが、好きでもない人にモテても、恋愛をしたいなら確かにいいことはあまりない。
みんなに好かれるアイドルになりたい、というように幅広くモテなければならない芸能関連の希望がある人は別として。
だから別に、一般人である我々は無理して広くモテる必要はないのではないか?と思っている。
好きでも興味もない多くの人に魅力を振りまいても、「トイレの100W」(要は、無駄な労力)で終わるだけだ。
みんなに刺さるより、一人に刺さるべし
一年半で60人位の人とデートして、5人の恋人と付き合った経験を通して思った。
よく言われているような、「婚活ウケする女性」とは正反対な私。
無記名メディアなのではっきり言ってしまうが、私は美人には程遠く、巨乳ではあるがスタイルはどちらかというとデブの部類だ。(涙)
婚活というショーウィンドウに並べば、必ず弾かれ避けられるだろう。
そんな私が男性に好かれるには、戦略なしでは不可能だ。
たくさんの男性に好かれるよりも、目の前のたった一人の男に好かれることに集中するのだ。
私はその彼についてとことんまで知ろうとする。
何が好きで、何が嫌いか。
色や女の子のタイプ、映画や本、食べ物の好みまで、可能なまで全部。
でも、その彼の理想タイプの型に自分を変えて、はめるのは無理だ。
なぜなら大抵の男性の望む女性像から規定外な私は、そのタイプになりきるのは不可能だからだ。
出ている腹は急には絞れない。(苦笑)
そして、実際の私と違うタイプなら、気を抜けばいつかは彼の希望から離れてしまうだろう。
さて、私の作戦はこうだ。
まずは、彼の好みの中に「刺さるポイント」を探す。
そして、それをテコに彼が今まで会ったことが無い「自然なままの自分」を見せる。
想像外のショックを与えて、その弾みでちょっとでも興味を持ってもらったら、こっちのものだ。
相手が私を知ろうとするのを、蛇の如く、蟻地獄に落ちてくる獲物を待つが如く、見守るだけだ。(書くと、怖いな…苦笑)
こっちはありのままの自分でいればいいので、気分的にも楽だし、労力(彼の理想であり続ける努力など)もそんなに必要ない。
この手法は、かの有名な「王冠を賭けた恋」で離婚歴のあるアメリカ女性がイギリス王子に仕掛けた方法に似ている、と勝手に思っている。(笑)
そして、実は仕事で使う私のプレゼン手法と同じだ。
「オーダーメイドな女」の方が恋の成就に近い
他の誰かになるよりも、自分自身でいるほうが、お付き合い上のミスマッチは少なくなる。
彼のタイプを女優のように演じるよりも、より自然でいる自分を好きになってもらったほうが、自分も楽だし、相手の希望も裏切らない。
結果、お互いが長く好きでいられる。
とあるケースで、「彼の好みの女性を演じて婚約までしたが、結婚式や結婚生活を話し合う段階で、素の自分で話したら幻滅されて破談になった。」ということが実際に結構あるのを知っている。
下手すると、「結婚後に素の本性を出したら、お互いが合わなくなって針のムシロの結婚生活を送っている」…という最悪ケースさえもよく聞いている。
彼好みの「型押し女」を演じ続けるよりも、彼がインスパイアされる「オーダーメイドな女」のほうが、無理もしないし恋愛としては長続きする可能性が高いと思う、私は。
そして、男も女も、できれば婚活よりも、もっと恋をしてほしい思う。
次回は、「恋は何歳までできるのか?」について、ちょっとだけ書いてみる予定。(^o^)/
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