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今週のシードプラス 2025/1/5-11
今週は仕事始めの方も多かったのでは?
新年のあいさつや今年初めてのコミュニティ参加など、新年にふさわしく過ごしました。
実験農園も新しい取り組みの準備を進めています。
今週読んだ本:「#100日チャレンジ」
まず、あまりにも面白い本に出会ったのでシェアさせていただきます。
書評を見て、思わず100日チャレンジを完遂した大塚あみさんの本を購入してしまいました。
大塚さんのチャレンジは「ChatGPTを使って100日連続でPythonプログラムを書く」というもの。毎日、6-10時間(場合によってはそれ以上)を費やして100本のコードを書ききります。
1日目と100日目では全く品質の違うプログラムが書けるようになり、ChatGPTとの関係性も劇的に変わっていきます。また、情報発信をすることで周囲を(本人の意図しないところで)どんどん巻き込み、とんでもない冒険物語になってしまいます。
共感するところも多く、また大いに勉強になりました。
特に、
①作成するプログラムが徐々に高度化していく過程や、
②バグを修整する作業
③ChatGPTに何をさせるか、どう関わるかが100日の間で変化する
点が非常に勉強になりました。
大塚さんのもうひとつのすごいところは、チャレンジを経てコミュニティとも呼べるつながりが周辺にできたこと。このチャレンジからの情報発信を続けるうちに、指導教官的な立場の教授をはじめ多くの方が結果としてコミュニティを拡張する役割を担っていきます。
作る→発信する→改良。これを続けることはとんでもないパワーを生み出します。
↓大塚さんが行った、100日チャレンジをもっと知りたい方は…。
ツェッテルカステン(Zettelkasten)というキーワード
「#100日チャレンジ」の本を読むと、ツェッテルカステン(Zettelkasten)というキーワードが出てきます。これは、大塚さんがPythonを使ってプログラムを学んでいく過程で思考を整理するために使用したメモと思考の整理方法です。書籍からはとにかく克明に・多面的にメモを取っていた様子がわかります。このメモを、現在の作業と過去の思考やアイデアとをリンクさせる役割を果たしたのがZettelkastenなのです。
メモを書くだけでなく、メモどうしのつながりからアイデアをより具体的な形にするためのものです。
Zettelkastenを実践できそうなツール:Obsidian
大塚さんはスマホでZettelkastenを実践していたようです。私もこれはとてもよいアイデアだと思ってZettelkastenのできそうなツールを探してみました。
いくつかあるものの、いちばん良さそうなのがObsidianというエディタでした。今週から早速使い始めています。
UIは日本語にも対応しています。私には未知のツールでしたが、先人がいました。これらの資料を読みつつ、スマホとPC両方で使えるツールとして環境構築しました。
「#100日チャレンジ」から学んだこと。
私はこの本から以下のことを学び、自分の仕事でも活かしたいと感じました。
①作る→発信する→改良。これを続けることはとんでもないパワーになる
②進歩や学びの過程を記録し、いつでも活用できる状態にしておく
③ある場所にとどまらず、改良を続ける
④発信によるコミュニティ作りの大切さ
この現行ではPythonのコーディングがどのように変化していったかについては説明しません。なぜならその過程は大変興味深く、ぜひ読んでいただきたいからです。
皆さんも新年1冊目にいかがですか?
今週の活動
今週は、今月発売する新製品の打合せやSORACOMUG・もくもく会への参加、そして飯塚洋平さんの主催する「デザイン思考とkintone」の勉強会に参加しました。
皆様にとっても素晴らしい一年になりますように。