6月30日はアレクセイ・スルタノフの命日です
スルタノフについてはこちらのスルタノフ情報ページを→ http://www.alexeisultanov.jp
アレクセイ・スルタノフの演奏を初めて聴いたのは確か7年前。高校2年生になろうとしていた時だ。ピアノ仲間から教えてもらって、YouTubeでスルタノフが弾くショパンのバラード4番をなんとなく再生してショックを受けた。今までに聴いたことのない音と解釈で、今までに感じたことのない世界だった。
すぐに何枚もCDを買って、リピートしまくっていた。
中でも手に入りにくいLive in Rigaはたまたまオークションで現れたときに競って落とした宝物。
お気に入りはラフマニノフのピアノソナタ第2番。スルタノフの演奏を聴くまでは、この曲はよくわからない、難しい曲…と思っていた。しかし、彼の演奏を聴いてこの曲の印象が変わった。今はそんなことはないが、当時はスルタノフの演奏ばかり聴いていたせいで、ラフマニノフの2番ソナタは1913年版でも1931年版でもなくてホロヴィッツ(=スルタノフ)版でないと違和感を感じてしまうようになってしまっていた。笑
ロシアに興味を持つキッカケのひとつだった。
留学もしたかったが、日本の大学は出ておきたかったので、くらしき作陽大学・モスクワ音楽院特別演奏コースに進学を決めた。
また、ロシアピアニズムについて知り、スルタノフのついていた先生と同じ系統のピアニズムを教えてくださる先生に出会えた。
……なんやかんやで今私はモスクワにいる。スルタノフも使った教室で練習したこともあるが、なんだか、不思議な気持ちである。
一度でもいいから、生で聴きたかった。
これからも残された音源を聴き続けます。
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