
月刊アルバムレビュー 2022年10月号②
ライブラリ見返したら10月まだまだあったので。
①Frankie Cosmos / Inner World Peace

Frankie Cosmosはひたすら明るいインディギターポップという印象だったのだが、今作は少し影のあるメロディやMen I Trust、The Mariasとも共振するようなインディソウル要素もあり、新境地といった感じだ。
②girlpuppy / When I'm Alone

あざといジャケット実はハズレない説。この手の女性インディ、特にJordanaなどが好きな方(というか私)にドンピシャ。
③Winter / What Kind of Blue Are You?

蕩けるようなドリーミー・シューゲイズ・サウンドにあま〜いメロディ。儚げで美しい世界観にいつまでも浸っていたいアルバム。
④Melody's Echo Chamber / Unfold

未発表音源集とはいえMelody's Echo Chamberの新譜を1年に2枚も聴くことができるとは。わずか1:30しかない表題曲”Unfold”は彼女のイントロダクションとしてピッタリなサイケポップが濃縮されている。
⑤THUS LOVE / Memorial

スミス系のポストパンクではあるんだけど、それぞれの楽器が独特の響きがあって、最近のポストパンク、インディロックとは一味違う音作り。特にギターのリバーブはなんだか不思議な感じだ。
⑥Gilla Band / Most Normal

Girl Band改めGilla Bandの新作。インダストリアル・ノイズな尖りまくりのサウンドとポストパンク様式のボーカルは破壊力も中毒性も抜群。
⑦Skullcrusher / Quiet the Room

名前だけで勝手にギターポップかポップパンクなイメージを持っていたが、こんなに静謐で優しいフォークSSWだとは。アコースティックギターのストロークとアンビエンスなコーラスワークにピアノ。どこを切り取っても美しいフォーク傑作。