「超一流の会話力」を読んで 〜「縦前後横」テクニックについて〜

渡部建が執筆した「超一流の会話力」を読みました。本文に記載の通り、あらゆるコミュニケーション本を読んで、それを噛み砕いて、そこにオリジナル要素も加えたという内容。

ということで、書いてある内容はほとんど既存のテクニックが多い。バックトラッキングとか、よく笑えとか。

一方、「おっ」となったテクニックもあったので簡単に紹介します。

会話を「縦」「前」「後」「横」に動かすというもの。
「縦」は深掘りすること。一つの趣味について、どういう楽しさがあるのか?といった「趣味」を熱く語ってもらうターン。その趣味の対象について興味がない(質問が思いつかない)場合は、フレームを広げてみる。

ゴルフが好きなら、休日にリフレッシュできそうでいいですよね、とか、意外と体力使いそうですよね、とか、概念的な質問(反応して追加のエピソードを引き出す)ができる。

その上で、前後(過去未来)に振っていく。どういう経緯で始めたのか、将来どうしていきたいか。

最後は「横」、つまりその軸で他に何にハマっているのか、といった質問。

ある程度相手が趣味について語った後で、○○以外は何かハマってますか?などとスライドさせていく。

これってコミュニケーションの基本で重要ですね、と改めて思いました。確か面接とかでもこういう聞かれ方しますよね。

一方で、「尋問」になりがちになるテクニックなので注意が必要ですね。相手の趣味に興味を持つのは良いものの、「なぜ?」「なぜ?」と攻めていくとなんとなく楽しい会話にならない。

初対面の男女などで考えると、相手の価値観を知る上では重要なテクニックなのですが、尋問になるのは避けたいですね。

もっと具体的なテクニックを今後書いていきたいと思います。

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