記事一覧
きみに出会う為、生まれてきました
そう思える男の子なんです
超新世代カステラスタンダードMAGICマジKISS
遊ぶたびにプリクラを撮らなくなる年齢が来るなんてあの頃にわかには信じ難かったのに、今ではそれが当たり前になったことを、わたしはいまだに信じられずにいる。
福井駅前のバスロータリーのベンチに座ってバスを待つでもなくぼうっとするのが好きだった。ずっと有線のイヤホンをして、ipodから流れている大森靖子の歌詞をひとつずつ奥歯で噛んだ。
冬、ジェラピケ着て毛布にくるまって寝ることを夏にはすっかり信じられな
墨田区SUMMER NIGHT
隅田川の河川敷でずっと座っていたい。
水眺めて、たまに通る屋形船見て、イヤホンつけずに音楽流して、ぐーっと脚伸ばして。そうしないと溢れてしまいそうな、泣きたくなる夜がお前にわかるのか。
その純真さと真っ当さが、わたしを傷つけていること、知る由もないだろうけど。
しあわせに浸かると怖くなる。わたしがこんなにしあわせな経験していいのかと思って、ぶち壊したくなる。怖いよ。わたしの人生、もっと本気でめちゃくちゃにして。
結局のところわたしたちはどこまでも孤独だった。取ってつけたような人の温もりから得られる安心など有限かつ刹那的で、赤の他人が最後まで一緒にいてくれるわけがないことをわたしは知っている。わたしに最後まで付き合えるのはわたしだけだ。