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anubasu-anubasuの選ぶ4月の気になったHardstyle
毎月20曲以上紹介するの普通にしんどい
Horyzon ft. Amitav - Speed Of Light
トランス系ハードスタイルという新アプローチのパイオニア、Horyzonのトラックです。
1stDropのごっついReverseBassが心地いい。そしてブレイクのPADとの落差も非常にいい。Climaxもいい。
The Prophet ft. Chuck Roberts - In Hardstyle We Trust
Scantraxxの元締めThe Prophetが送る激シブトラックです。
通常のReverseBassやら3連符のReverseBassやらReverbKickやら様々なキックがてんこもりのパーティトラックです。
ABDZ - Our Dreams
Seconds From Spaceはドイツに拠点がありEuphoric Hardstyleを中心にリリースしているレーベルです。今月見つけました。
2013~15頃のWasted Penguinzを思わせる空間がでっかくてメロがエモいトラックです。
Memorax - SPEEDBOAT
Memoraxはハードスタイルにとらわれない様々な音を得意とするアーティストです。
爽快感のあるブレイクに重厚だけど楽しいDrop、なぜか中盤でガラージになるなど遊び心いっぱいのトラックになっています。今月マスト。
Sickmode - GO STUPID
Xtra RawのパイオニアSickmodeの新曲です。ジャケットの顔が崩れすぎている。
いつもの祝祭感のあるDropに加えて最後にMelody Dropがあり、長尺で楽しめるトラックです。先月から思ってたけどRaw界隈でメロドロ流行ってる?
Hunta - All Power
ハズレのないオーストラリア勢の一人Huntaの新曲です。
1stDropのいびつなキックやClimaxなど、Dropの勢いが強い曲です。
Sub Zero Project - Renaissance Of Rave
すっかり大物になったSub Zero Projectの新曲です。
Renaissance Of Raveの名前自体は新アルバムの主題として提示されていましたが、今回それを冠する楽曲がリリースされました。
ブレイクからわかる通りにシンフォニックな大ネタ曲です。
Da Tweekaz ft. 666 - Supa Dupa Fly
ニュービーからハードオタクまでみんな大好きDa Tweekazの新曲です。
声ネタ主体の1stDropにキャッチーなメロのClimaxまでDa Tweekazの面白味が詰まった楽曲となっています。
LNY TNZ & Crystal Lake - Front 2 Back
Jumpstyle出身で今やFVCK GENREを率いるEDMスターデュオLNY TNZとハンズアップ出身でメロディの名手Crystal Lakeの合作です。
キャッチ―でアガるトラックとなっています。
Lost Minds - LYM (Lost Minds Festival 2022 Anthem) (J-Trax Remix) *FREE DOWNLOAD*
イギリスで開催されたフェス Lost Minds Festival 2022のアンセムとして作成されたRemixです。
J-TraxらしいReverseBassとRawphoricの合わせ技が楽しめるトラックです。
Thyron - Brink Of Madness (Live Edit)
Brink Of MadnessのVIPバージョンです。
後半BPM200まで加速するパワートラックに仕上がってます。
Primeshock & Geck-O - It's What We Are Reloaded
明るくパワフルなサウンドと得意とするPrimeshockと自信が主催するレーベルThe Funky Catから実験的なトラックを数多く生み出し続けるGeck-Oの合作です。
原曲は2011年リリースのGeck-o - It's What We Areで、今回Primeshockが現代的にリファインした形となります。
Headhunterz Editも名曲なのでぜひチェックを。
Phantom - Line Of Fire
ダークでドロドロしたハードスタイルの集積所Spoontech Recordsからのリリースです。
ブレイクはハードロックでメロディックに決まってるところからDropのギャップがすごい。
The Pitcher - Human
2000年から今なおリリースを続けるロングランアーティストThe Pitcherの新曲です。
近年のThe Pitcherらしいエモーショナルなサウンドとなっています。
D-Attack ft. Mark Vayne - Adrenaline
Scantraxx BlackのRawstyleアーティストD-Attackの新曲です。
メロディが血が沸き立つほどカッコイイ!!
Sub Sonik - Self Respect
Dirty Workz随一のキックのデカさを誇るSub Sonikの新曲です。
相変わらず暴力的なキックとスクリーチですがそのほかのブレイクやClimaxもしっかり作られていてほんとすき。
Clockartz & Envine - We Are One (Eternate Remix)
Eternateは去年9月にScantraxx Silverに加入した気鋭のオーストラリアンハードスタイルアーティストです。
原曲をよりRawstyleに近づけたような勢いのあるRemixになっています。
Fumi - Never Gonna Stop
Yuta Imaiさん率いる同人サークルTOKYO HARD DANCEからリリースのコンピレーションアルバム"STRIKE A KICK 4"に収録されてる楽曲です。
Fumiさんが得意とするHardwave系のサウンドがふんだんに使用されたトラックとなっており超カッコイイ!
僕の曲もコンピに入ってるのでぜひ聴いてください。
TAC Team - Rhythm Of Life
Toneshifterz, Atmozfears, Code BlackによるコラボチームTAC Teamによるリリースです。
絶対に外れなさそうなメンバーなので外れてません。
D-Block & S-te-Fan & Frontliner - World Of Dreams
押しも押されぬハードスタイルデュオD-Block & S-te-Fanと独自のサウンドを提供し続けるFrontlinerのコラボです。
どのサウンドをD-Block & S-te-Fanが作ってるかFrontlinerが作ってるか考えながら聴くと面白いです。
2ndDropが9小節+9小節と変則的なのでDJでつなぐときは注意!
Rebelion & Anderex - Elevate
Rebelionの今月リリースのアルバム"Artificial Intoxication"の収録曲です。
RebelionとAnderexがコラボしたらこれだろ!!ってくらいのトランシーかつブルータルな楽曲となっています。
Rebelion & Hard Driver - Earthquake
こちらも上述のアルバム収録曲でオススメです。
1stDropのキックがアホ。
Chaoz & SPHERICZ - Horizon (Future)
Seconds From Spaceからのリリースです。
エモいリードにPsy系ReverseBassが絡まる変わりダネなエモ曲です。
Solstice & Philip Matta - You'll Know The Way
泣けるハードスタイルの名手Solsticeの新曲です。
相変わらずブレイクの音使いがSynthwaveっぽくてエモいしDropもエモいしほんとすき。
Hard Driver - Embrace The Physical
Dirty WorkzのRaw番長Hard Driverの新曲です。
Dropのエグみとリードのキャッチ―なカッコよさがクセになるHard Driver節が炸裂しています。
Sound Rush - Awaken Me
みんなで歌いたいハードスタイルといえばこのデュオSound Rush。
壮大なブレイクと歌いたくなるリードが大箱にぴったりのトラックとなっています。
今月の楽曲紹介は以上です。
(訃報)RawstyleアーティストDelete死去
4月30日、Rawstyleの偉大なるパイオニアアーティストDelete(本名: Ryan Biggs)が天国へ旅立ちました。
DeleteはVazardとともに2010年Spoontech Recordsを創設し、ダークでアンダーグラウンドなハードスタイルを精力的にリリースしてきました。
2013年にTheracords、2017年にWarface率いるEnd Of Lineからリリースするなど順調にキャリアを積み重ねていました。2018年リリースのアルバム"Alpha Omega"に収録された”Delete ft. Tha Watcher - Payback”はダークなRawstyleのアンセムとしてよくクラブで流れてた記憶があります。
2019年あたりから鬱病に悩まされ活動を休止、2022年初頭に活動を再開し始めるアナウンスがありました。しかしその矢先の死去となってしまいました。
Deleteのダークで強烈なサウンドはハードスタイルシーンに新鮮な流れを生み出していました。(昨今のReverbKickの流行にも関わっています)
またレーベルの設立など多くのアーティスト誕生にもかかわってきただけに、今回のニュースは非常にショックです。
僕が初めてDeleteのサウンドを聴いたのはFast Laneのフリーリリースです。当時はその音の過激さに引いていた記憶があるのですが、以降も着実にレーベルをステップアップする様を見て有力なアーティストであると感じていました。飛躍を期待していた故に、僕自身もショックを受けています。どうか天国でRyanの魂が安らかであることを祈るほかありません。
現在Ryan Biggsの遺族が遺体を故郷であるオーストラリアに埋葬すべく、ドネーションを募っています。目標金額は達成していますがドネーションは続けているので、気になる方はリンク先を参照ください。
Rest In Peace, Ryan Biggs