Antwerp
フリップ・マーロウのハードボイルドな生き様を味わいます
ひと時の遊び心、閑話を入れます
1. 予知夢/リバーサイドパーク ニューヨークから日本へ帰国するビジネスクラスの機内で幾多の想いを振り返っている。時の流れは煌めくShooting star(流れ星)の様に瞬く間に過ぎ去り信じられない。25年ぶりの大学の同窓会であったクラスや学寮の仲間とも時空をあっという間に超えて再会したとしか思えなかった。その間、皆がそれぞれに数多の人生経験を重ねてきたはずなのにさっと風に流されてしまったかのようである。インターコンチネンタルホテルのスカイヴューラウンジで、スコッチウイ
夢の中で自分が誰かと供に「THE SMITHS」のPanicを軽快に口ずさんでいる場面で目覚めた。ロンドン出張前に、カール・グスタフ・ユングの説く無意識や深層心理の現れか、歌ってる夢なんて初めてかも。モリッシーとジョニーマーは、1986年チェルノブイリ原発事故の直後に、DJが流した軽薄なポップスに憤慨し「ディスコを燃やしてDJを絞首刑に」と叫ぶ過激な歌詞を綴った。くだらないヒットチャートを愛でる業界に物議を巻き起こした名曲が、イギリス渡航を激励する。戦争のロシア上空を避けて、
こんな猛暑続きでも鮮やかに咲く百日紅の力強さに、今まで気が付かずにいたなんて。画像は、Crape myrtle(百日紅:クレープ・ミルトル)、勇敢な優美さに見惚れて、朝の目黒区自由が丘駅前で撮影。サザンオールスターズの名曲Bye Bye My Loveのイントロ「華やかな女が通る まぼろしの世界は、陽に灼けた少女のように 身も心も溶ける」と言わんばかり。華やかさを超えた艶やかな生命力を讃え、少し連想してみました。 社会人の若年期、フジテレビで放映された探検家・関野吉晴氏の「
瞳を閉じて、未来から過去の投影に身をゆだね、意識が映写したモノクロ・フィルムを捲り返します。夜間飛行と題して、有名なサンティグジュペリの小説やゲランの香水を語らずに、ご容赦ください。ただ、市井に生きるしがない夜話を白状するに過ぎません。 社会人3年目ごろの若かりし頃、男女友人で渋谷道玄坂で飲んでいたら、2次会の夜更けも忘れ、いつしか終電時刻を過ぎていた。お酒好きの同僚かつ映画を見に行った程度の彼女は、都外遠くの実家まで送らないと帰れない。飲み仲間は「お疲れ、なになにちゃんよ
世界の旅路で、古代ペルシャ発祥のゾロアスター教は、底知れぬ神秘へ誘いました。イラン中央部に位置する荒涼な砂漠都市ヤスドの拝火神殿には、開祖ゾロアスター(ザラスシュトラ)が灯したといわれる聖火が、いまも燃え続けています。紀元前1,000年頃まで遡る最古宗教の特徴は、善悪二元論です。宇宙は光明神(アフラ・マズダ)と暗黒神(アーリマン)の対立を通じて、創世されたと説く壮大な教義。善神と悪神の闘争にまつわる、光と闇、陰と陽、男と女、生と死、天と地、昼と夜など、背反する関係の霊性は、古
トップ画像は、The Smiths の名盤 Louder Than Bombs(1987Compilation Album)。私にとって懐かしいCDモデルは誰か、思えばインターネット以前1990年当時は容易に知り得なかったけど、ボーカルのモリッシーが敬愛するイギリスの劇作家 Shelagh Delaney (シェラ・デラニー)女史。モリッシーは同じマンチェスター近郊出身であるシェラの作品から、インスピレーションを得ていました。イギリス労働者階級の生活(Kitchen sink
大学時代から私は「The Smiths」の信奉者であり、マンチェスター生まれのそのけだるい旋律は、まるで天から降て来たようなに、心にハマり込んだ。モリッシーの耽美で憂鬱なボーカル、ジョニー・マー(ギター)、アンディ・ルーク(ベース)、マイク・ジョイス(ドラム)の奏でるメロディアスな音響に浸りながら四谷の寮生活を過ごしていた。バブルに踊る華やかなる時代、渋谷のHMV、Tower Record、六本木 Wave、新宿 Virgin Megastore辺りに入り浸ってのCD物色は、
「あなたは私に寄り添い、私はあなたに寄り添うためにともに来ました。 遠い彼方、蒼く輝くサファイアの星団から、はるばる千年の時空を超えて、惹かれあう波動が放たれていた。背中を付けて寝ていると暖かな温もりで、一体化しそうです。向こうの世界は、心の中がつつ抜けで、考えてることがすべてが通じ合うようでした。似たような精霊どうし、争いや嫌悪感なく、平穏な光に満ちている。しかし人間世界では、心の眼でみないと本当に大切な真理は見えないのです。ここに馴染めない不完全な二人は、酷く傷つけあいな
私は無宗教ですが、カトリック系の高校でキリスト教への親近感を覚えました。その高校時代「宗教」の授業ご担当のK神父は、最も敬愛する先生です。ほほからあごまで髭を蓄えた中東地域のベドウィンを彷彿とさせる独特の風貌。それだけで、田舎町から市内の進学校に出てきたばかりの私の好奇心を掻き立てます。めずらしい「宗教」の講義といっても説教臭さは全くなく、朴訥な地方暮らしの若造には、奇抜で進取に富んだものでした。 1年生は聖書の中から「マルコの福音書」を読み、2年生はさまざまな社会問題から
晩秋に少し真面目な人間観察。 「草間彌生」先生(前衛の女王)のトップ画像は、心の苦しさから身を守る水玉模様の儀式に肖って、本記事に纏わりつく俗念を払い捨てるため。 2012年 NY5番街「Louis Vuitton Maison」に出現したPop-up shop を回想。 企業の管理職なら、人事考課(Performance appraisal)を調整する評定者会議が終わった後に、後味の悪さを拭えない経験はないでしょうか。複眼で横ぐしを通す仕組みはとても有意義です(そうした制
残暑お見舞い申し上げます。 2023年史上最高の酷暑、長い晩夏に、芸術の秋が待ち遠しいですね。 自己流に映画の魅力を遡って、コンパクトに選抜してみました。 1. アンダルシアの犬 (Un Chien Andalou) 1928 年 【トップ画像】 シュールレアリズムの幻惑、実験的なアバンギャルド短編 監督ルイス・ブニュエル、サルバドール・ダリ 学生時代に荻窪のミニシアターでの衝撃の出会い 2. 恐るべき子供たち (Les Enfants Terribles) 1950年
「プレイバック」は、レイモンド・チャンドラー最後の長編、これまでの作品と比べて短く、200ページほど。フリップ・マーロウの情感が思いのほか溢れ出て、名翻訳者の清水俊二先生も、異質な匂いを感じる謎を秘めた作品と評しています。執筆直前に、最愛の妻シシーを亡くしてうつ病に襲われ、大量のウイスキーを飲み、自殺未遂までに傷心していました。 イギリスの小説家ガズオ・イシグロがチャンドラー作品を讃えた表現 「人間の孤独・徳義を見事に描き、メランコリックなジャズ・バラードにも似た美しさを備
デジタル・SDGを標榜する私の勤務先では、ChatGPTの利用があっさり解禁されたが、アナログ保護者の私には行く末が思いやられる。Open AI社のCEOサム・アルトマン氏は、岸田首相と面会し日本は有望なマーケットだと期待を露わにした。欧州では規制する姿勢を尻目に、日本政府が前のめりなのは、アメリカのいわば属国市場で従順すぎるからにほかならない。 ChatGPTが開いたのはパンドラの箱だったりしないか、以下AIをテーマにしたトラウマ映画の2作品を今になって思い起こしている。
水無月の夜、長年の英語との戯れから韻を踏む「いとおかし」な表現など、いくつか連想してみました。(Rhyming English Idioms) Okey -dokey オキドキ~、OK のカジュアルなスラングですね。イタリア系白人おばさんのジーナが、テンポよく使っていたのが印象的です。 「あいよ~」「よしきた」「ガッテン承知」と少し古臭い感じかも。 Super-duper これまた、韻を踏んでリズミカルに強調するイディオム。 ラブコメ小説・映画(2001年公開)の「Bri
米国石油メジャー・シェブロンが南米エクアドルで30年に亘り放置した甚大な環境破壊。現地に乗り込んで草の根活動を率いて環境犯罪を追及したスティーブ・ドンジンガー氏。2011年にアマゾン先住民らを代表し勝訴を勝ち取ったにも拘わらず、シェブロンの悪どい報復で法廷侮辱罪に問われ、昨年まで1,000日に及び拘束(自宅軟禁)される信じがたい事態。社会正義を体現すべき国家と司法の深い闇であり、アムネスティー・インターナショナル等の僅かな報道以外、日本には伝わってきません。 大企業に癒着す
長年、英語との戯れ合いを通じて私的に惹かれる言葉の綾。GWの拙い閑談 気軽に連想してみました。(Aesthetic English Words) Quintessenntial quint + essential の組み合わせで中世ラテン語(第5の元素)に由来する「完全な典型、真髄 (Perfect example)」という意味 Quintessentia English gentleman 典型的なイギリス紳士 Snazzy Stylish, attractive,