Antwayの、厳しくも優しいOPENバリュー
こんにちは。つくりおき.jpを運営している株式会社AntwayのCPOのWashizuです。
Antwayには、OPEN、TRY、HEALTHYの3つのバリューがあります。
今日はその3つの中で、私が最もAntwayらしいかつ、すれ違いが起きやすいと思う「OPEN」について書いてみたいと思います。
まずOPENは、誰にとってもポジティブ100%のカルチャーという訳では無いと思っています。馴れていない人にとっては、適応に時間がかかる考え方です。
Anywayでは、OPENは「臆さない・おもねらない環境をつくり、最高の集合知を作る」と定義されていて、派生して目指す組織像や求める人物像も定義されています。
私が考える、OPENのつまずきポイント!
OPENじゃないケース
正しさが違う故の衝突
OPENな行動への転換
OPENは、厳しくも優しい
特に誤解が生じそうなポイントは3つあります。
おもねらない
誰もが必要な情報に触れられる
正しいと思うことを発信する
この3つは、組織のメンバーが強い意志を持たないと維持できない大変さ
を持っていると思います。
おもねらない
→人に気に入られようとして媚びたりへつらったりしてはいけない。
→上司や同僚との間で、言いにくいことやイラっとすることを言い合うタフさが求められる。誰もが必要な情報に触れられる
→notionやslackに用意されている情報は、自分で取りに行く責務がある。
→すでにOPENになっている情報があっても、自らそれを取得しようと心がけない人は活躍が限定される正しいと思うことを発信する
→気になることは適切な場で、適切な言い方で発信する義務がある。
→困っていたらなんでも誰かが積極的に解決してくれる訳では無い。
ちょっとわかりにくいかもしれませんが、実際によく見かけるAntwayにおいてはOPENじゃないケースを紹介したいと思います。
OPENじゃないケース
正しさが違う故の衝突
ここで書いたケースは、当事者が必ずしも間違っているとも思いません。
むしろ別の会社では「良い振る舞い」とされる事も多々あると思います。
良かれと思って我慢するし、良かれと思って一人で頑張ろうとするし、マネージャーが部下のことを能動的に把握する事が求められる会社もあると思います。
ただ、その「良さ」はAntwayでは推奨されないのです。
その理由は、事業構造に起因すると私は考えています。Antwayの主サービスである「つくりおき.jp」は、惣菜を自社で生産しているので関係する専門領域が多く、かつ専門領域同士も遠いです。何か事業インパクトがある施策をするときは、必ず複数領域を跨ぎます。
プロモーション領域(デジタル広告、リアル広告)
ソフトウェア領域(プロダクト改善)
料理開発領域(メニュー企画、食材調達、衛生管理)
工場オペレーション領域(ハードウェアエンジニアリング、生産管理、工場の従業員マネジメント)
配送領域
他にも色々とあります!
専門性や考え方の背景が違いすぎるため、誰か1人が全てを理解しキャッチアップする難易度が極めて高いのです。だからこそ、皆が主体的に自分をOPENにしていかないと組織が成り立たないのです。また、キャリアのバックボーンも全然違うので、良い振る舞いも全く異なります。なので、Antwayにおいては良い振る舞いはOPENであると強く求める必要があるのだと考えています。
では、Antwayではどのように振る舞うのが推奨されるのでしょうか。
OPENな行動への転換
ケース1
・疑問や別の考えがあるにも関わらず、上司に言われたことに黙って従うことを美徳とする
→思うことがある場合は、適した場で少なくとも一度は直接OPENに議論する。(とはいえ、最後は決めの問題として最終的に上司が意思決定することはある)
→好き好きの問題で、自分の考えに固執するのはNG。
ケース2
・悩みや弱みを隠して、頑張って、最終的に爆発してしまう
→まずは悩みや弱みを周囲に話しましょう。
→それに対して過度に詰めたりせず、解決方法をともに模索するのは上司の責務。
→公私ともに平常時じゃ無いことは誰にでもある。今は辛いのでQCDを一時的に調整依頼することは全く問題ない。
→苦手なジャンルの仕事はあって当然。チーム内で役割分担して、自分が得意なことで成果を出すのはOK。
→先に言えば説明、後に言えば言い訳。
ケース3
・自分の仕事を、上司や周囲に積極的にOPENにしてないのに、評価されてない、わかってくれてないと憤る
→全社定例や任意のMTG、チャットで発信しましょう!
→ただ事例を報告するのではなく、聞き手の言語に合わせて伝えることもおすすめ(専門用語を誰にでも分かる言葉に)
→結果として、お互いの専門理解に繋がり、仕事のスムーズさがUP!
ケース4
・何か意見衝突があった時に、初期に直接話さない
→まず当人同士で話しましょう。いきなり、政治をするのは悪手。1回話をした後、折り合わなかったら上司を交えるのはOK!
OPENは、厳しくも優しい 〜「コト」に集中して忖度なく伝え合う〜
人間心理として、OPENに言いにくいことは重々承知です!
ですが、これを徹底しないと、極めて非効率かつ忖度と腹芸が横行する組織になって、かえって険悪な組織になると考えています。
一方、言ってさえくれれば一発アウトみたいなことは無い会社です。組織として、助ける猶予があることが最も大事なので、アラート出しは大歓迎です。逆に、爆発するまで隠すタイプが、事業的に致命傷になるので最も任せにくいといえます。
もちろん、頻度や一定のチャレンジ期間、別アプローチを試すなどを経た上で、永遠猶予ってことでも無いのは厳しさあるところではあるので、そこは成果にシビアなので優しいだけでもありません。
実際、私もCEOの前島さんに対してもOPENな場で、それは良くないんじゃない?みたいなことは時々言ってます!(それを懐広く受け止めてくれるCEOの度量に感謝!)
このSlackでのやりとりは、社長から直接広報チームに依頼したことについて、私が忖度なく、CEOにオープンに意見を述べている例です。
現状の依頼の仕方だと、広報チームにとって、社長が言っているので最優先で取り組まなければならないと捉えられてしまい、それは良くないと思い、伝えました。
OPENさをみんなで保つのは楽では無いですが、普段の業務では好き嫌いで話さないので、結果として「コト」に集中して忖度なく言い合い、飲み会では楽しく過ごせる会社なのではないかと思います!
今回は、「OPEN」について率直な思いを書いてみました。
そんな会社も悪くないな、と思ったら、ぜひ当社のことをもう少し覗いてみてください。そして、気になるポジションがあったらご応募ください!
カジュアル面談からでも大歓迎です!
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