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まつ毛パーマをかけて

まつげパーマをしてきました!2回目です。

まつげパーマとは名前の通りなんだけどまつ毛にパーマ剤をつけて自まつ毛にカールをつけること。まつげエクステよりナチュラルにできるし僕みたいな逆まつげにも希望をくれる最高の施術。僕が通うまつげサロンは恵比寿にある白を基調とした綺麗な店内、スタッフも全員女性で少し緊張するが施術の腕は確かだと思う。(そこしか知らないから多分って言ったけどなかなか良いよ!)


まつパをしてちょうど1週間がたち、強めについていたカールも少し落ちてきたのか俺が見慣れたのか分からなくなってきたくらいの今日、未だに思い出すことがあるーー。





「まつパ施術中は絶対に目を開けないでくださいね」
施術前にスタッフからこの言葉を言われると色々思い出す。千と千尋でハクが言う「振り返ってはいけないよ」や、中学生の頃2ちゃんねるまとめで読んだ八尺様の祖父が言う「朝までこの部屋から出てきてはいけない」などなど。ちなみに八尺様はさまざまな声に化け部屋から出るよう誘惑してくる。怖いね。
僕は心から目を開けないと誓う。そもそもウトウトしてしまえば目を開ける事もない、、そう思い目を閉じる。




目を閉じて施術が始まり数分経つ頃、優雅なサロンタイムは恐怖の時間へと変わってしまう。突然声が聞こえてきたのだ。私はウトウト作戦中だったので耳をそばたてるとこうつづけて喋る。
「休日は何をしているんですか?」
驚いた。たわいもない会話で目を開ける様に誘惑してきている。暗闇から手招きだけ見える様な感覚でとても怖い。俺は無視しようと思うがなぜか返答してしまう。
何故答えてしまうのか、理由は一つ


その"声"は先ほど「目を開けてはいけない」と優しく教えてくれたスタッフさんと全く同じだったのだ!!!!!!!!!



私は迂闊にもその"声"に返答してしまった。そうしたら最後、止まらないお喋りが始まった。そんなことをしていたらもちろん目を開けたくなる。目を開けて顔を見てお喋りをしたい。だが絶対に目を開けてはいけない、それはスタッフさんと私の唯一結んだ固い約束なのだから。私は"声"との話題が休日する事からYouTubeに変わり、お互いの好きなYouTubeチャンネルを紹介し合うという絶対に目を開けてスマホを触りたくなる瞬間も強く目を閉じて施術に臨んだ。




30分近くだったのだろうか、もしかしたら気絶してしまっていたのかも知れない。施術が終わり目を開けるとスタッフさんが僕の横に座っていた。"声"はいつのまにかいなくなっていたのだ。
そしてまつげは綺麗なカールを描き上を向いている、僕は助かった。


お金を払い次回の予約を取り駅へ向かう。
ふと思い出すのは僕が紹介したYouTubeチャンネルだ。お笑い芸人が好きと言い「きしたかの」のYouTubeチャンネル『高野さんを怒らせたい』がいかに面白いか話してたな。
恵比寿のまつげサロンでするおススメとしては違ったのではないだろうか。たしか僕が「きしたかの」と言ったあたりから"声"の元気が無くなっていった気がする。



その日から1週間「正解」のYouTubeチャンネルを考え続けている。








ハゲてる方が高野さんです。

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