2021年J1第7節 浦和レッズ戦 データプレビュー
Match Data
鹿島アントラーズ
15位(1勝1分3敗5得点7失点)
直近の戦績
・3/10 リーグ 湘南戦(H) ○3-1
・3/13 リーグ 広島戦(H) △1-1
・3/17 リーグ 福岡戦(A) ●0-1
・3/21 リーグ 名古屋戦(H) ●0-1
・3/27 ルヴァン 福岡戦(A) ○5-1
主な欠場者
犬飼智也、和泉竜司、アルトゥール・カイキ、ディエゴ・ピトゥカ
アビスパ福岡戦のハイライト動画
浦和レッズ
13位(1勝2分3敗3得点11失点)
直近の戦績
・3/10 リーグ 横浜FC戦(H) ○3-0
・3/14 リーグ 横浜FM戦(A) ●0-3
・3/17 リーグ 札幌戦(H) △0-0
・3/21 リーグ 川崎F戦(H) ●0-5
・3/27 リーグ 柏戦(H) ●0-1
主な欠場者
キャスパー・ユンカー
柏レイソル戦のハイライト動画
前節の両チームスタメン
※リーグ戦
Point1 4年ぶりの埼スタでのリーグ戦勝利を!
埼玉スタジアムでの浦和戦戦績
※リーグ戦のみ
2013年 第11節 ●1-3
2014年 第17節 △1-1
2015年 1st第13節 ●1-2
2016年 1st第15節 ○2-0
2017年 第10節 ○1-0
2018年 第30節 ●1-3
2019年 第16節 △1-1
2020年 第4節 ●0-1
近年は異なるものの、赤きサポーターで真っ赤に染まる埼玉スタジアム2002。鹿島はかつてこの地で多くの歓喜も悲劇も味わってきた。だが、リーグ戦に限ってみればここ3年は勝ちがない。昨季はセットプレーからの一発に泣き、開幕4連敗という屈辱を経験した。もう同じ思いはたくさんだ。4年ぶりの勝ち星でリーグ戦の連敗を止め、上昇気流の足掛かりとしたい。
Point2 止めろ、浦和のエース興梠慎三
興梠慎三。かつて鹿島のフォワードとしてタイトル獲得に貢献した男は、2013年から浦和へ移籍。浦和では9年連続2桁ゴールという前人未到の記録も達成し、まさに浦和のエースと呼ぶべき存在となっている。
そんな興梠は古巣戦にも強い。ここまで鹿島戦22試合に出場して7ゴール、3試合に1ゴールのペースだ。今季はケガで出遅れていたが、先週の柏戦に先発出場して試運転は完了。短い時間でも一瞬のスキを突いて結果を残してくる男なだけに、鹿島守備陣はアラートマックスで守り切りたい。
Point3 浦和を変える金髪の18番
今季からリカルド・ロドリゲス監督が就任して、ポゼッションをベースとしたサッカーに取り組んでいる浦和。そのサッカーに今欠かせなくなっているのが、トップ下を務める金髪の18番、小泉佳穂だ。
FC琉球から今季加入した小泉は、ボール保持時にある程度のポジショニングが定められている浦和のスタイルの中で、自由に動くことを許されているフリーマン的なタスクを背負っている。彼が上手いのはボールの引き出し方とそれを前線に繋ぐプレー、リンクマンだ。最終ラインからボールを引き出して前進を助けるだけでなく、そこから前を向きチャンスにも広げられる。彼の存在が浦和攻撃の突破口になっているのだ。
ただ、小泉がボール保持を助けるためにポジションを降ろすがゆえに、前線の迫力不足という問題も浦和の攻撃では起こっている。鹿島としては、彼にどこまで自由を与えて、どこまで彼のプレーを制限させるのか、チームとしての統一基準が必須となってくる。
Point4 ボールを奪えば大チャンス!
浦和攻略法の一つ、それは守備から攻撃への切り替えだ。上記に挙げた動画2つを見てほしい。どちらも浦和は相手にボールを奪われると、そのまま相手にあっさりとボールを運ばれ、サイドからのクロスで前線の選手の質の高さを活かされ、失点している。この時、ボール近辺の選手は奪い返しに動くがその動きは甘く、さらにそれ以外の選手の動きはかなりルーズだ。
このネガトラの対応のまずさは近年の浦和でずっと課題とされているポイントであり、監督が変わった今季もまだその課題が解決したとは言えない状況だ。逆に、鹿島はポジトラからのショートカウンターが昨季から取り組んでいて武器にしている部分。さらに、前線にはクロスのターゲットとなれるエヴェラウドと上田綺世もいる。彼らを活かすためにも、狙いとしたいところだ。
書いた人
タケゴラ
東京都出身。ANTLOVERS MAGAZINEの一応編集長。アントラーズとは2000年に出会って以来、20年超のお付き合い。好きが高じてアントラーズのマッチレビューを書くようになり、2020シーズンは全試合投稿。実体は丸の内OLとの一説も。フルーツサンドは正義。
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